河津太郎

河津太郎（かわづ たろう、1969年 - ）は、日本の撮影監督であり、東京都出身です。彼は武蔵野美術大学を卒業後、アングルピクチャーズ株式会社に所属し、数々の映像作品でその才能を発揮しています。

来歴

河津太郎は、武蔵野美術大学在学中の1994年に、映画監督である佐藤信介と共にAngle Picturesを立ち上げました。その後、2011年12月には法人化を果たし、主に佐藤監督作品の撮影監督として活躍しています。彼のキャリアにおける重要な転機となったのは、2020年に映画『キングダム』（2019年公開）で第43回日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞したことです。この受賞は、彼の卓越した技術と映像に対する深い理解を証明するものとなりました。

映画作品

河津太郎は、数多くの映画作品で撮影監督または撮影として参加しています。以下は彼の代表的な作品の一部です。

LOVE SONG（2001年、撮影監督）
修羅雪姫（2001年、撮影監督）
隣人13号（2004年、撮影）
日本沈没（2006年、撮影）
砂時計（2008年、撮影）
GANTZ（2011年、撮影）
GANTZ PERFECT ANSWER（2011年、撮影）
ガール（2012年、撮影監督）
図書館戦争（2013年、撮影監督）
万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-（2014年、撮影）
図書館戦争 -THE LAST MISSION-（2015年、撮影監督）
アイアムアヒーロー（2016年、撮影監督）
デスノート Light up the NEW world（2016年、撮影監督）
去年の冬、きみと別れ（2018年、撮影監督）
いぬやしき（2018年）
BLEACH 死神代行篇（2018年、撮影監督）
キングダム（2019年、撮影監督）

これらの作品を通して、河津太郎は多様なジャンルとテーマに対応できる、幅広い技術と表現力を持っていることを示しました。

PV作品

河津太郎は、映画作品だけでなく、PV（プロモーションビデオ）の分野でも才能を発揮しています。彼は、以下のアーティストのPV制作に携わりました。

椎名林檎「百色眼鏡」
Mr.Children「くるみ」
山下達郎「FOREVER MINE」

これらのPVでは、楽曲の世界観を映像で表現する彼のセンスが光ります。

CM作品

さらに、河津太郎はCM（コマーシャルメッセージ）の分野でも数多くの作品を手がけています。彼は、以下の企業のCM制作に参加しました。

グノシー Gunosy
トヨタ自動車 TOYOTOWN（出演：木村拓哉 ほか）
ロート製薬 デ・オウ（出演：伊藤英明）
森永乳業 アロエヨーグルト（出演：堀北真希）
SK-II 福山雅治×SK-II 第二弾（出演：福山雅治）
KOSE アスタブラン（出演：天海祐希）
グリコ ポッキーチョコレート（出演：二宮和也）
グリコ ウォーターリングキスミント（出演：Kis-My-Ft2）
トヨタ ReBornチャンネル篇（出演：西尾由佳理）
アサヒ WONDA（出演：AKB48）

これらのCMでは、商品の魅力を最大限に引き出すための映像表現を追求しています。

まとめ

河津太郎は、映画、PV、CMなど、多岐にわたる映像分野で活躍する撮影監督です。彼の作品は、その卓越した技術と豊かな表現力によって、多くの人々に感動を与えています。今後の活躍も大いに期待される、才能あふれる映像クリエイターです。

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