河盛慶次(かわもり けいじ)
河盛慶次は、日本のゲーム音楽業界で活躍するシンセサイザーオペレーター(
マニピュレーター)であり、
スクウェア・エニックスに所属しています。また、ロックバンドTHE BLACK MAGES(以下TBM)では、ベーシスト「ニコラス」として知られています。東京都出身。
略歴
1998年頃、旧スクウェア(現
スクウェア・エニックス)に入社。『
ファイナルファンタジーVIII』以降の『
ファイナルファンタジーシリーズ』でシンセサイザーオペレーターとして、サウンド制作に深く関わってきました。特に、『
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』では、作編曲にも携わるなど、多岐にわたる才能を発揮しています。
TBMでの名前「ニコラス」は、彼の名前「けいじ」から、俳優の
ニコラス・ケイジにちなんで名付けられました。
来歴
2003年2月、
植松伸夫を中心に結成されたTBMに参加。同バンドのデビューアルバム『THE BLACK MAGES』のリリースとともに、バンド活動を開始しました。2004年12月には、セカンドアルバム『THE BLACK MAGES II~The Skies Above~』を発表。
その後、TBMのメンバーとして、様々な音楽イベントやコンサートに出演。
2005年5月には、「MORE FRIENDS music from FINAL FANTASY」オーケストラコンサートに参加。2006年2月には、「VOICES music from FINAL FANTASY」のオーケストラコンサートツアーにも出演し、パシフィコ横浜 国立大ホールでの公演ではアンコールでTBMとしてライブパフォーマンスを行いました。
2007年7月7日には、ゲーム音楽ライブイベント「EXTRA」に大トリとして出演。同年9月には、「PRESS START 2007 -SYMPHONY OF GAMES-」にも参加するなど、精力的に活動しています。
ディスコグラフィー
河盛慶次が参加した主なアルバムは以下の通りです。
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン オリジナル・サウンドトラック
THE BLACK MAGES
THE BLACK MAGES II ~The Skies Above~
ファイナルファンタジーX-2 オリジナル・サウンドトラック
ファイナルファンタジーX オリジナル・サウンドトラック
ファイナルファンタジーIX オリジナル・サウンドトラック PLUS
ファイナルファンタジーIX オリジナル・サウンドトラック
ファイナルファンタジーVIII オリジナル・サウンドトラック
feel/Go dream(オーケストラコンサートのライブ収録)
THE BLACK MAGES III Darkness and Starlight (2008.3)
また、映像作品としては「VOICES music from FINAL FANTASY」のコンサートDVDがあり、TBMのライブ演奏も収録されています。
ライブ・公演
河盛慶次が関わった主なライブ・公演は以下の通りです。
THE BLACK MAGES アルバム発売記念ライブ(2003.2)
THE BLACK MAGES II LIVE "The Skies Above"(2005.1)
MORE FRIENDS music from FINAL FANTASY - FFオーケストラコンサート、THE BLACK MAGESによるライブ(2005.5)
VOICES music from FINAL FANTASY - パシフィコ横浜 国立大ホールでのFFオーケストラコンサートツアー、アンコールでのTHE BLACK MAGESによるライブ(2006.2.18)
EXTRA - 新木場STUDIO COASTで開催されたゲーム音楽ライブイベント(2007年7月7日)
PRESS START 2007 -SYMPHONY OF GAMES-(
2007年9月17日 パシフィコ横浜のみ出演)
THE BLACK MAGES III Darkness and Starlight LIVE (2008年8月9日 横浜BLITZにて開催)
特に「VOICES music from FINAL FANTASY」では、TBMとして「再臨:片翼の天使」を演奏し、その迫力あるパフォーマンスは多くのファンを魅了しました。
関連人物・項目
植松伸夫
スクウェア・エニックス
THE BLACK MAGES
外部リンク
SQUARE ENIX MUSIC
SQUARE ENIX MUSICコンポーザー&マニピュレーター
THE BLACK MAGES
THE BLACK MAGES II~The Skies Above~
河盛慶次は、シンセサイザーオペレーターとしての技術だけでなく、ベーシストとしても高い音楽性を持ち合わせる、日本のゲーム音楽シーンを支える重要な人物の一人と言えるでしょう。