沼津市消防本部

沼津市消防本部について

沼津市消防本部は、かつて静岡県沼津市に存在した消防組織です。2016年4月、消防広域化の流れを受け、駿東伊豆消防本部に統合され、その歴史に幕を閉じました。

沿革

沼津市消防本部は、長年にわたり沼津市民の安全を守ってきました。具体的な設立時期や詳細な沿革については資料が限られていますが、地域防災の中核として重要な役割を果たしてきたことは間違いありません。

組織

統合前の沼津市消防本部は、以下の組織で構成されていました。

消防本部
消防総務課：組織全体の運営、人事、予算などを担当。
予防課：火災予防に関する業務を担当。消防設備係、危険物係、予防調査係に分かれて専門的な活動を行っていました。
救急警防課：災害現場での救急活動や警防活動を担当。消防団係と連携し、地域防災力の向上に努めていました。また、救急ワークステーション（平成16年開設の常駐型）を運用していました。
通信指令課：119番通報の受付、消防車両の出動指令などを担当。沼津市、三島市、裾野市、長泉町、清水町の共同運用である消防指令センターを運営し、広域的な連携を図っていました。通信指令担当と通信システム担当に分かれていました。
南消防署
庶務係、予防係、警防係、救急係、救助係を擁し、管轄区域内の消防・救急活動を担っていました。
静浦分遣所、内浦分遣所、西浦分遣所、大平分遣所、戸田分遣所を配置し、地域に密着した活動を展開していました。
北消防署
南消防署と同様に、庶務係、予防係、警防係、救急係、救助係を擁していました。
西分署（消防係、救急係）、原分遣所を配置し、迅速な対応を目指していました。

主力機械（2007年4月1日現在）

当時の沼津市消防本部は、以下の主力機械を保有していました。

消防ポンプ自動車：11台
水槽付消防ポンプ自動車：4台
はしご付消防ポンプ自動車：1台
屈折はしご付消防ポンプ自動車：1台
化学消防ポンプ自動車：2台
小型動力ポンプ付水槽車：2台
救急自動車：9台
救助工作車：2台
査察車：21台
指令車：2台
積載車：4台
その他：8台

これらの機械は、火災や救急といった様々な災害に対応するために配備されていました。

消防団

沼津市消防本部は、消防団と連携し、地域防災力の向上に努めていました。消防団は、地域住民で構成される組織で、初期消火活動や避難誘導など、重要な役割を担っていました。

関連項目

駿東伊豆消防本部：沼津市消防本部が統合された現在の消防組織。


沼津市消防本部は、統合によりその名こそなくなりましたが、そこで培われた経験や知識は、駿東伊豆消防本部を通じて、現在も地域防災に貢献しています。

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