沼野真弓

沼野真弓（ぬまの まゆみ）は、1965年11月19日生まれの日本の音楽家です。ピアニストとしての卓越した技術に加え、音楽教育学者、アレンジャー、そしてプロデューサーとしても幅広く活躍しています。

群馬県で生まれ育ち、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻を卒業。その後、国立音楽大学大学院音楽研究科音楽教育学専攻修士課程を修了しました。大学では、ピアノを丸山徹薫、奈良澪子、ジュラ・キシュに師事し、伴奏法を小林道夫から学びました。また、音楽教育学を海老澤敏、繁下和雄、山本文茂から、ソルフェージュと作曲を鵜崎庚一、内藤忠勝からそれぞれ指導を受けました。

大学院修了後、沼野は群馬県内の公立高等学校音楽科教諭として教鞭を執りましたが、上京を機に退職。その後は、高校英語教科書の編集者や、高校音楽教科書資料の編集監修者として教育分野に貢献する一方で、近現代音楽を中心とした室内楽、器楽、声楽、合唱の伴奏者として演奏活動も積極的に行いました。

現在は、演奏家としての活動と並行して、音楽教育学の知見と経験を活かし、多方面での指導、プロデュース、ワークショップも展開しています。特に、自身の音楽教室「沼野音楽教室（鍵盤ワークショップ）」では、鍵盤楽器を通じた音楽教育に力を入れています。また、アンサンブルグループ「ensemble a cappamda」のプロデュースも手がけており、音楽表現の多様性を追求しています。

沼野真弓は、その多才さと音楽への深い愛情を通じて、音楽界に貢献し続けています。教育者としての経験と演奏家としての卓越した技術を融合させ、次世代の音楽家育成にも情熱を注いでいます。

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