波寄町 (名古屋市)

波寄町（なみよせちょう）

波寄町は、愛知県名古屋市熱田区に位置する、丁目のない単独町名です。住居表示が実施されています。

地理

波寄町は熱田区の北部に位置し、南は沢上と沢下町、東は桜田町、西と北は金山（北側は中区）に接しています。この地域は、熱田台地、御器所台地、那古野台地に囲まれた扇状の一角を形成しています。

歴史

町名の由来

波寄町の名前は、かつてこの地が「浪寄」とも書かれ、波が打ち寄せていたことに由来するとされています。江戸時代の古地図にもその名が確認でき、この地域が扇状地であり、古くは波が押し寄せていたことが示唆されています。また、名古屋の古称「浪越」に由来し、那古野荘に最も近い熱田の土地を意味するという説もあります。

行政区画の沿革

• - 1925年（大正14年）8月5日：南区熱田東町の一部から、南区波寄町として成立。
• - 1937年（昭和12年）10月1日：熱田区に編入され、熱田区波寄町となる。
• - 1939年（昭和14年）4月1日：熱田東町の一部を編入し、同時に一部が金山町に編入される。
• - 1944年（昭和19年）2月11日：中区に編入され、中区波寄町となる。
• - 1946年（昭和21年）4月15日：熱田区に再編入され、熱田区波寄町となるが、一部は中区波寄町として残存。
• - 1979年（昭和54年）6月3日：熱田区熱田東町、金山町、沢上町の各一部を編入し、住居表示を実施。中区波寄町は中区金山四丁目に編入され消滅。

世帯数と人口

2018年（平成30年）12月1日現在、波寄町の世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値は記載されていません）

人口の変遷

国勢調査による人口の推移は、以下の通りです。

（具体的な数値は記載されていません）

学区

市立小中学校への通学区域は以下の通りです。

（具体的な学校名は記載されていません）

公立高校への通学区域は以下の通りです。

（具体的な学校名は記載されていません）

施設

主要施設

• - 一条タワー金山：地域のランドマークとなる高層建築物。
• - 波寄神社：地域住民に親しまれる神社。
• - 波寄公園：地域住民の憩いの場となる公園。
• - 真勝院：由緒ある寺院。

金山橋駅

かつて波寄町には名鉄の金山橋駅が存在しました。1944年（昭和19年）9月から1989年（平成元年）7月まで営業していましたが、開業当時からバラックのような駅舎で、上下線ホームの間は構内通路で結ばれていました。1970年（昭和45年）には跨線橋が移設されましたが、駅舎の改築は行われませんでした。駅周辺には商店が立ち並んでいました。

ローソン熱田波寄店

2024年(令和6年)11月7日に、以前は有料駐車場だった場所にオープンしました。

その他

郵便

郵便番号は456-0003で、集配局は熱田郵便局です。

脚注

注釈

（注釈の内容は記載されていません）

出典

（出典元の詳細は記載されていません）

参考文献

• - 澤田幸雄「名鉄の駅, 構内設備の思い出」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月。
• - 清水武『名古屋鉄道各駅停車』洋泉社、2016年3月9日。
• - 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。
• - 名古屋市熱田区役所区民室広報広聴係 編『碑・ひと・地名 : 熱田の歴史風土を語る』名古屋市熱田区役所、1990年。

関連項目

• - 波寄町 - 地名の曖昧さ回避のページへのリンク。

外部リンク

• - ウィキメディア・コモンズには、波寄町 (名古屋市)に関するカテゴリがあります。

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