波若信号場

波若信号場（なみわっかしんごうじょう）

波若信号場は、かつて北海道白糠郡音別村字パシクル（現在の釧路市音別町中音別）に存在した、鉄道省の信号場でした。

概要

信号場の付近には、汽水湖である馬主来沼（パシクル沼）がありました。この沼は海に通じる出口が塞がりやすく、満水時には線路が危険な状態になる恐れがありました。そのため、線路の保全措置として波若信号場が設けられたとされています。

信号場の名前は、馬主来沼に流れ込むヤムワッカ川の名前から取られました。

歴史

波若信号場は、短い期間のみ存在した信号場です。

1913年（大正2年）12月1日：鉄道院釧路本線の波若信号所として開設されました。
1921年（大正10年）8月5日：鉄道省根室本線の信号所となりました。
1922年（大正11年）4月1日：波若信号場に名称が変更されました。
1931年（昭和6年）4月7日：閉鎖されました。
1938年（昭和13年）：廃止されました。

構造

波若信号場は、単線行違い形の二線式でした。乗降用設備はなく、信号場本屋は白糠方面に向かって左側、内陸側に位置していました。

隣の駅

波若信号場は、以下の駅の間に位置していました。

鉄道省

根室本線

音別駅 - 波若信号場 - 白糠駅

脚注

特になし

関連項目

日本の信号場一覧

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