津久見市立第一中学校

津久見市立第一中学校の概要

津久見市立第一中学校は、大分県津久見市の文京町に位置していた公立中学校です。1947年に津久見町立第一中学校として創立され、地域教育の中心として多くの生徒を受け入れてきました。略称は一中です。

創立と生徒数の状況

この学校は、1947年4月20日に設立され、開校当初から多くの生徒が在籍していました。特に設立の年には、1年生に4学級、2年生に2学級、3年生に2学級があり、合計で410名が在籍していました。初めは午前と午後の2部授業が行われていましたが、これが後に全日制に移行しています。1948年には第1回の卒業式を行い、卒業生は65名でした。

校舎の移転と改築

1956年には校舎の移転が決定され、新たに本館が建てられました。この移転を経て、校舎には数々の設備が整い、1964年には完全給食も始まりました。1979年には校舎の改築が行われ、1980年にその落成式が執り行われました。

統合に向けた動き

近年では少子化の影響を受け生徒数が減少し、津久見市立第二中学校との統合が検討されることとなります。2019年には津久見市教育委員会によって新校設置の案が発表され、2024年3月には本校が閉校、翌月には本校と第二中学校を統合した津久見市立中学校が開校されることが決定しています。

部活動と成果

津久見市立第一中学校では、様々な部活動が行われており、中でも水泳部は特に活躍していました。2010年には県体水泳大会での優勝を果たし、野球部も好成績を収めるなど、スポーツ面でも注目を集めました。

通学区域

通学区域は、津久見市立津久見小学校区、千怒小学校区が含まれ、休校中の小学校からも生徒が受け入れられました。通学は津久見駅から徒歩10分ほどと、アクセスも良好でした。

著名な出身者

この学校からは、競泳選手の渡辺一平さんをはじめ、多くの著名な卒業生がいます。彼らはこの学校で得た経験を生かして、それぞれの分野で活躍しています。

まとめ

津久見市立第一中学校は73年の歴史を持つ教育機関として、多くの生徒を育成し、地域社会に貢献してきました。閉校は地域の教育環境に変化をもたらすことでしょうが、その歴史の中で培われた教育理念は今後も受け継がれていくことでしょう。

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