津岡翔太郎

津岡 翔太郎

1996年3月22日、福岡県福岡市に生まれた津岡翔太郎（つおか しょうたろう）は、日本のラグビー選手として精力的に活動しています。主にウィング（WTB）のポジションを務め、その持ち前のスピードと突破力でチームに貢献しています。身長は182cm、体重は86kgという体格を持ち、ニックネームには「しょうたろう」や「つー」といった愛称で親しまれています。

経歴

津岡選手のラグビー人生は、地元福岡の中学校から始まりました。2011年に福岡市立城南中学校を卒業した後、ラグビー強豪校として知られる佐賀工業高校へ進学し、その才能を磨きました。高校での活躍を経て、2014年には大学ラグビー界の雄である帝京大学に入学。全国大学ラグビーフットボール選手権大会で数々の優勝を経験する帝京大学ラグビー部の一員として、ハイレベルな環境でさらに成長を遂げました。大学時代の同級生には、後に共にラグビー選手として活躍する久原綾眞選手や三股久典選手がいました。

大学卒業後、2018年にジャパンラグビートップリーグに所属していたコカ・コーラレッドスパークスへ加入。プロ選手としてのキャリアをスタートさせました。同年9月1日に行われたトップリーグの開幕節、ヤマハ発動機ジュビロ戦で先発メンバーとして出場し、公式戦デビューを飾っています。この試合は、彼にとって長く記憶に残る一歩となりました。

7人制ラグビーでの活躍

津岡選手は15人制ラグビーだけでなく、7人制ラグビーにおいてもその才能を発揮しています。特に国際舞台での経験は豊富です。2019年7月には、7人制ラグビーのユニバーシアード日本代表に選出され、見事金メダルを獲得するという輝かしい成績を収めました。この経験が、その後の代表活動につながります。

2021年には、東京で開催されたオリンピックの7人制ラグビー日本代表において、バックアップメンバーとしてチームを支える役割を担いました。惜しくも本大会での出場機会は得られませんでしたが、世界最高峰の舞台を間近で経験し、さらなる成長への糧としました。

そして、2024年、津岡選手は再び7人制ラグビー日本代表に選ばれ、パリ2024オリンピックへの出場を果たしました。オリンピックという夢舞台でのプレーは、彼のキャリアにおける大きなハイライトとなりました。

所属チームの変遷と現在

コカ・コーラレッドスパークスは、2021-2022シーズンをもって活動を終了しましたが、津岡選手は引き続きコカ・コーラ ボトラーズジャパンに所属しながら、ラグビー選手としての活動を継続しています。現在は日本ラグビーフットボール協会にも選手として登録されており、今後の活躍が期待されています。

ウィングというポジションは、チームのトライゲッターとして最も注目される役割の一つです。津岡選手のスピードと判断力は、日本ラグビー界において貴重な存在であり、今後の国内外でのさらなる活躍に注目が集まっています。彼がこれまでの経験で培ってきた技術と精神力をもって、これからもファンを魅了するプレーを見せてくれることでしょう。

関連項目

福岡県出身の人物一覧
佐賀県立佐賀工業高等学校
帝京大学ラグビー部
コカ・コーラレッドスパークス
久原綾眞
三股久典

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