津新町駅

津新町駅について

津新町駅（つしんまちえき）は、三重県津市新町一丁目5番35号に位置する、近畿日本鉄道の名古屋線にある駅です。駅番号はE40であり、運営は近畿日本鉄道によって行われています。無人駅であるこの駅は、地域の交通の重要な拠点として機能しています。

歴史

津新町駅は1931年（昭和6年）7月4日に、参宮急行電鉄津線の久居と当駅間が開通した際に開業しました。その後も駅は成長を続け、1932年には津駅まで延伸され、途中駅の役割を果たすようになりました。1941年には大阪電気軌道によって参宮急行電鉄が合併され、その結果、関西急行鉄道の駅となります。さらに1944年の南海鉄道との合併により、現在の近畿日本鉄道が運営する駅になりました。

1970年には駅ビルが完成し、連絡地下道が設置され、利便性が高まりました。その後も数多くの改良が行われ、2007年からはPiTaPaシステムが導入されました。2023年1月21日には無人化が進みましたが、それに伴い、駅の機能は効率性を高めています。

駅構造

津新町駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を含む、合計2面3線を有する地上駅です。駅舎は西側にあり、単式ホームの3番線に接しています。また、1・2番のりばは地下道を通じて接続されており、利用者の利便性を確保しています。なお、3番線は伊勢中川方で行き止まりとなっており、折り返し列車専用です。無人駅として、ICカード乗車券に対応した自動改札機が設置されており、特別急行券や定期乗車券は自動券売機で購入が可能です。

停車列車

当駅には急行や普通列車が停車しています。特に、名古屋方面への急行が日中に毎時3本運行され、普通列車も同様に毎時2本が設定されています。また、伊勢中川方面への急行も毎時3本停車します。名古屋方面に速達性を求める利用者向けに急行も運行されており、終日名古屋・四日市発着の普通列車が折り返し運行されています。なお、特急列車は発着しないものの、一部の急行が当駅止まりとなり、その後回送運行されるケースが多いです。

利用状況

津新町駅の利用客数は近年、安定した数値を示しています。例えば、2023年の11月7日には1日当たり11,139人の乗降があり、近年で高い値を記録しました。過去数年間のデータにおいても、乗降人員は大きな変動は見られませんが、2028年を見据えた新たな発展に期待が寄せられています。

駅周辺

駅周辺は、津市の中心街や本庁舎に近接しており、交通機関を利用した市内移動が便利です。また、2006年には駅直結の共同住宅「グランステーシア津新町」が完成し、地域住民の生活環境も向上しました。しかしながら、JR紀勢本線への新たな駅設置の要望がありつつも、未だ実現には至っていない現状です。

バス路線

津新町駅では、三重交通をはじめとする複数のバス路線が発着しています。各乗り場から、津駅や周辺施設へのアクセスがしやすく、交通の便が整っています。特に平日のみ運行される系統もあり、地域住民の生活を支えています。

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津新町駅は、長い歴史を持ち、地域センターとして役立つ存在です。今後の更なる発展が期待される場所です。

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