津末英明

津末 英明について

津末英明（つすえ ひであき）は、1958年10月16日に熊本県熊本市で生まれた元プロ野球選手で、内野手として活躍していました。彼は東海大学相模高等学校を経て、東海大学での優れた成績を収めた後、1980年にドラフト外で日本ハムファイターズに入団しました。

高校・大学時代の経歴

津末は、東海大相模高時代には野球部の一員として活動しており、高校時代には同校のチームが甲子園に4回出場し、特に1975年の春の選抜では決勝に進出し準優勝を果たしました。強力な打撃で知られていった彼は、同期の原辰徳やエースの村中秀人と共に、強打のチームを形成しました。

高校卒業後、津末は東海大学に進学し、大学野球でも顕著な成績を残しました。首都大学野球リーグでは7回の優勝に貢献し、1977年の全日本大学野球選手権で準優勝、また同年の明治神宮野球大会でも準優勝となるなど、その実力は確かでした。通算89試合に出場し、打率は.310、8本塁打を記録しました。

プロ野球キャリア

1980年のオフ、津末は日本ハムファイターズに加入しますが、当初は出場機会に恵まれませんでした。シーズンを通してわずか94試合に出場した1985年には柏原純一選手の不調により先発出場のチャンスを得ます。1986年には指名打者としてキャリアでも突出した成績を残し、規定打席にも達することができました。この年、彼は19本塁打を記録し、出塁率はリーグ4位に入るなどの活躍見せました。

1988年、彼は金銭トレードで読売ジャイアンツに移籍し、チームの優勝にも貢献しました。1990年には現役を引退し、その後は三軍コーチに就任。1994年からはスカウトに転身し、さらに原辰徳監督と親交が深まりました。彼は原監督が巨人の監督に就任してからは、監督付広報担当としても活動しました。

現在

2020年からは東京国際大学硬式野球部のコーチとして、若手選手の育成にも力を注いでいます。津末は自身の経験をもとに、新たな世代の育成に取り組み、日本の野球界に引き続き貢献しています。

記録・成績

彼のプロ野球での記録を振り返ると、初出場は1983年4月20日、初安打は同年9月13日であり、1983年9月16日には初先発出場を果たしました。初本塁打も1983年9月17日に記録しました。背番号は選手生活の中で何度か変遷しましたが、特に23番として知られています。彼の成績は、選手としての確かな実力を証明するものでした。

津末英明のプロ野球選手としてのキャリアは、数々の栄光を持ったものであり、彼の活躍を忘れることはできません。

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