津田寺

津田寺（つだじ）は、徳島県徳島市津田町に位置する真言宗大覚寺派の寺院です。山号を海潮山と称し、阿波秩父観音霊場の第26番札所として知られています。

歴史

津田寺は、津田山の麓に位置し、地域の氏神を祀る神社の傍らに佇んでいます。境内には戦没者慰霊碑が建立されており、平和への祈りが捧げられています。本堂前には弘法大師の像が安置され、訪れる人々を見守っています。

特筆すべきは、阿波狸合戦において信義を重んじて戦死したとされる権右ヱ門狸明神の社が本堂下に建てられていることです。この狸明神は、入学試験にご利益があるとされ、多くの受験生やその家族が訪れます。津田寺のすぐ近くには、阿波秩父観音霊場の第27番札所である松見庵があり、津田寺と松見庵は同じ石垣の上に建っています。

境内には、徳島市指定保存樹木第8号に指定されている巨大な楠があります。この大楠は、長い年月を経て大きく成長し、津田寺の歴史を見守ってきたシンボルとして、訪れる人々に深い印象を与えます。

阿波秩父観音霊場

津田寺は阿波秩父観音霊場に属しており、前後の札所は以下の通りです。

25番 慈光寺
26番 津田寺
27番 松見庵

交通アクセス

津田寺へのアクセスは以下の通りです。

徳島南部自動車道「徳島津田インターチェンジ」より車で約5分
JR「徳島駅」より車で約20分

外部リンク

海潮山 津田寺

津田寺は、歴史と自然に囲まれた静かな空間で、心静かに過ごせる場所です。阿波秩父観音霊場巡りの際には、ぜひ訪れてみてください。

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