津田町 (徳島市)

津田町の概要

津田町（つだちょう）は、徳島県徳島市に位置し、行政的には津田町一丁目から四丁目までの区分があります。人口は約3,679人で、世帯数は1,547世帯を数え、地域社会が形成されています。また、郵便番号は〒770-8002です。

地理的特徴

津田町は徳島市の東部にあたる津田地区内にあり、北側には新町川、南側には勝浦川が流れています。この立地は、町の発展とともに様々な歴史的・文化的背景を生み出してきました。

歴史

津田町という名称は大正15年に確立され、その後昭和39年には一部地域が新浜本町や津田浜之町、津田西町などに分割されました。しかし、残った部分が津田町一丁目から四丁目としての現在の形となりました。

この地区には、津田渡しに架かる木橋があり、橋脚の代わりに船を使用した特殊な構造が特徴でした。この橋は潮の干満に応じて上下するため、「コンニャク橋」とも呼ばれていました。現在の津田橋は、大正15年に着工し、開通当時は徳島で最も長い橋でした。また、昭和7年には徳島市と小松島市をつなぐ産業道路も開通し、交通の発展に寄与しました。

津田町出身の大和幾次郎によって考案されたバッチ綱漁法は、第二次世界大戦後に広まり、地域の漁業を支えました。しかし、徐々に水産資源の減少が影響し、漁業は苦境に立たされることとなりました。昭和42年には海水浴場が閉鎖され、昭和46年には沖合1kmが埋め立てられています。

交通事情

津田町へのアクセスは、JR徳島駅前から発車する徳島市営バスを利用することができます。路線は津田・オーシャンフェリー行きが運行されており、地域の交通網の一端を担っています。さらに、徳島県道120号徳島小松島線が通っており、周辺地域との連携を図る重要な道路となっています。

まとめ

津田町はその自然環境と歴史、そして交通網に囲まれながら、地域文化や漁業を背景に発展してきた町です。過去の繁栄と現在の町の様子を知ることは、地域に対する理解を深める一助となるでしょう。町の歴史や特性を知ることで、訪れる人々がより豊かな経験を得られることを期待します。

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