洪建喜

洪建喜（ホン・ゴンヒ）

洪建喜は、1992年9月27日に韓国の全羅南道和順郡で生まれたプロ野球選手で、現在は投手として活動しています。韓国プロ野球リーグでの経歴は多岐にわたり、特に起亜タイガースと斗山ベアーズで著しい成果を上げてきました。

起亜タイガース時代

洪選手は2011年に起亜タイガースと契約し、同年の7月にはプロ一軍で初めて登板を果たしました。その時の成績は0.2イニングで1失点というものでした。翌2012年には、二軍での経験を重ねることに専念しました。この年、二軍での防御率は5.85、22試合に出場し、3勝9敗の成績を残しています。

2013年には軍務に就くために入隊し、尚武体育団でプレーしました。2014年に除隊後は起亜タイガースに復帰し、背番号も変更されました。4月26日、プロ入り初の一軍先発登板を果たし、5回を投げ1自責点を許す結果となりました。同年5月には初勝利も記録し、この勝利はチームの通算2100勝であったことからも意義深い一勝でした。

以降は主に中継ぎでの起用が続きましたが、2016年にはLGツインズ戦でプロ初の先発勝利を挙げ、90球を投げて6イニングを投げ切り、2失点に抑えました。

斗山ベアーズ時代

2020年6月、洪選手は柳志赫とのトレードで斗山ベアーズに移籍しました。移籍後はすぐに一軍登録され、初登板では三者凡退に抑え、チームに勝利をもたらしました。その後も安定した投球を続け、自己最多の60試合に登板し、3勝1セーブ8ホールドという成績を収めました。

2021年には65試合に登板し、ポストシーズンでも活躍。三星ライオンズとのシリーズでは、3回を1失点に抑える見事なピッチングを披露し、自身の初のポストシーズン勝利投手となりました。

2022年は前半戦から素晴らしいパフォーマンスを見せていましたが、後半段階での足の負傷により一時離脱を余儀なくされました。そして2023年のシーズン終了後、初のフリーエージェントとなり、翌2024年からは斗山ベアーズと最長4年の契約を結ぶことで合意しました。

プレースタイルと人物

洪建喜選手は先発と中継ぎの両方をこなせる多才なピッチャーとして知られています。彼のストレートは平均144～146km/h、最高153km/hに達する威力があり、スライダーも130km/h中盤台と非常にキレがあります。これらの投球によって、彼は打者を追い詰める力を持っています。

その情熱的なプレースタイルと勝利を求める姿勢は多くのファンから支持されており、今後の成長が非常に楽しみな選手です。

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