洲本市立図書館

洲本市立図書館の概要

洲本市立図書館は、兵庫県洲本市にある公立の図書館で、1916年に開館しました。この図書館は、兵庫県内で2番目に古い歴史を誇り、現在では洲本図書館と五色図書館の2館を運営しています。洲本図書館の建物は、明治時代に建設された赤煉瓦の近代化産業遺産で、リノベーションを経て現在の姿となり、その美しいデザインから多くの建築賞を受賞しています。また、この図書館の開館により、洲本市の一人当たり蔵書冊数が兵庫県内で最も多くなりました。

洲本図書館の歴史

設立からの変遷

• - 1916年（大正5年）: 御大典記念事業の一環として、「津名郡立図書館」として設立されました。
• - 1923年（大正12年）: 郡制廃止にともない、洲本町に移管されました。
• - 1926年（大正15年）: 洲本町公会堂に移転。
• - 1940年（昭和15年）: 市制施行により「洲本市立図書館」に改称されました。
• - 1949年（昭和24年）: 旧洲本町役場跡に移転。
• - 1957年（昭和32年）: 元洲本診療院跡に移転。
• - 1966年（昭和41年）: 元洲本市公会堂内に移転。
• - 1998年（平成10年）: 現在の洲本図書館が完成し、9月に開館。
• - 2006年（平成18年）: 洲本市と五色町の合併により「洲本市立洲本図書館」となりました。

施設の特徴

洲本図書館は、狭い敷地に多くの機能を持つ近代的な施設で、以下のような概要があります。

• - 蔵書数: 約240,000冊（開架120,000冊、閉架120,000冊）と多彩なAV資料が4,000点以上所蔵されています。
• - 座席数: 計226席が設置されており、訪れる人々が快適に利用できます。
• - 施設内容: 一般の図書コーナー、児童室、お話の部屋、対面朗読室、インターネットコーナー、郷土資料コーナー、AV・雑誌・新聞のブラウジングコーナーや身障者用駐車場、中庭も整備されています。
• - 建築面積: 敷地面積は5,056平方メートルで、延床面積は3,191平方メートルです。
• - 受賞歴: 2000年度に兵庫県の「人間サイズのまちづくり賞」を受賞し、さらに日本図書館協会建築賞や日本建築学会の建築選奨等、数々の賞を得ています。

アクセスと周辺施設

洲本図書館は、神戸舞子バスストップから高速バスで約50分、終点の洲本バスセンターからは徒歩3分の距離にあります。また、徳島駅からも75分でアクセスでき、徒歩3分で到着します。周辺には、洲本市民広場や健康福祉館、淡路医療センター、大浜海岸など、地域の文化と福祉を支える施設が揃っています。

五色図書館の特徴

五色図書館は、1946年に開設され、現在の建物は2002年に竣工した現代的な設計で、五色町を象徴するデザインが施されています。開架と閉架を合わせ、約100,000冊が所蔵されており、公共施設として多くの人々に利用されています。

このように、洲本市立図書館および五色図書館は地域の文化的な拠点として重要な役割を果たし続けており、その歴史や施設の充実度から考えても、多くの人々に愛される存在です。

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