浅井理

浅井 理（あさい おさむ）は、公共放送であるNHKに所属する男性アナウンサーです。

経歴

岐阜県岐阜市の出身。東京大学農学部を卒業後、同大学院農学生命科学研究科に進み、そこでイルカの遺伝子に関する研究を行っていました。大学院での研究活動を終えた後、2014年にNHKに入局しました。

初任地は鳥取放送局で、地方局でのキャリアをスタートさせました。その後、2017年には津放送局へ異動し、三重県の視聴者に向けた地域情報番組に深く関わります。そして、2021年4月からは東京アナウンス室に移り、全国放送の番組を中心に担当するようになりました。

人物・エピソード

大学院時代にイルカの遺伝子を研究していた経験は、彼のアナウンサーとしてのキャリア、特に科学や自然に関する番組を担当する上で活かされています。また、趣味や嗜好としては、お笑いコンビのおぎやはぎの熱心なファンであることを公言しており、親しみやすい一面も持ち合わせています。

担当番組

浅井アナウンサーは、異動先の各放送局で様々な番組を担当してきました。

鳥取放送局時代（2014年度 - 2016年度）

初任地である鳥取放送局では、主に地域向けのニュースや気象情報などを担当し、アナウンサーとしての基礎を築きました。

津放送局時代（2017年度 - 2020年度）

津放送局への異動後、浅井アナウンサーは夕方の地域情報番組の顔となります。2017年4月から2018年3月にかけては「ほっとイブニングみえ」のメインキャスターを務めました。続いて2018年4月からは「まるっと!みえ」のメインキャスターを担当し、2021年3月まで（三輪秀香アナウンサーと隔週で）出演しました。地域に密着した情報を伝える役割を担う傍ら、2020年11月23日にはNHK総合で放送された「高専ロボコン2020 東海北陸地区大会」で司会を務めるなど、幅広い分野で活躍しました。

東京アナウンス室時代（2021年度 - ）

東京アナウンス室に移ってからは、全国放送の番組を中心に担当しています。2021年4月4日からは科学番組「サイエンスZERO」のキャスターを現在に至るまで務めており、大学院時代の研究経験も活かされています。また、同じく2021年4月からは情報番組「あさイチ」のリポーターとしても出演しており、多岐にわたるテーマについて取材・報告を行っています。

一時的な担当としては、「らじるの時間」への出演や、かつて勤務した津放送局の応援要員として2021年11月15日から17日にかけて「まるっと!みえ」のメインキャスターを務めたこともあります。さらに、2024年6月2日からは、人気自然番組「ダーウィンが来た!」でナレーションを担当するなど、活動の場を広げています。

浅井アナウンサーは、科学分野への深い理解と、地方局での経験で培った地域情報への感度を併せ持ち、真摯な姿勢で多様な番組に取り組んでいます。大学院でのユニークな研究経験は、科学や自然に関する番組での解説や表現に深みを与えています。今後も多方面での活躍が期待されるアナウンサーの一人です。

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