浅田若菜

浅田若菜（あさだ わかな）は、1980年6月23日生まれの日本の元アナウンサーである。兵庫県神戸市に生まれ、後に東海ラジオ放送の契約アナウンサーとして活動した。活動期間中は名古屋タレントビューローに所属していた。神戸大学附属中等教育学校の前身である神戸大学発達科学部附属住吉中学校、兵庫県立神戸高等学校を経て、滋賀大学を卒業している。

大学卒業後、名古屋タレントビューローに所属。2005年4月1日には、同事務所からの出向という形で東海ラジオ放送に入社した。約2年半にわたり、同局のアナウンサーとして様々な番組を担当。2007年9月30日付で東海ラジオとの契約を終了し、アナウンサーとしての活動に区切りをつけた。翌2008年1月には、東海テレビの男性スタッフと結婚。これに伴い、所属していた名古屋タレントビューローを退社している。

浅田の人物像としては、海外旅行、ドライブ、スポーツ観戦といった多趣味な一面が挙げられる。また、防災士の資格を取得していることも特筆される。この資格取得は、自身の故郷である神戸市で発生した阪神・淡路大震災の被災経験が大きなきっかけとなったという。さらに、この震災での体験は、彼女がアナウンサーという職業を目指す上で、重要な原動力の一つとなったことも明かされている。

東海ラジオ在籍時には、特に『流石の源石』という番組において、編成部の意向による新人アナウンサー育成の一環としてアシスタントを務めた。番組の第7部から参加し、リスナーが考案した早口言葉に挑戦するなど、意欲的に番組に臨んでいた。また、第7部では「あさだ。をプロデュース」（以前は「夜の浅田」）というコーナーを担当し、街頭インタビューを行うなど、積極的にリスナーや街の人々と関わる企画にも携わった。第8部では「わかにゃんわかんにゃい」コーナーにて、番組パーソナリティである源石和輝アナウンサーやリスナーから出題される時事問題に挑戦し、学びながら番組を進行する姿も見せた。しかし、第9部では特に担当コーナーは設けられていなかった。

番組に関するエピソードとしては、リスナーからの勧めで漢字能力検定（漢検）の受験を計画したことが挙げられる。2007年に実施される試験に向けて準備を進めていたものの、2月の試験は本人の都合により受験を見送り、6月の試験も担当業務による日曜日出勤のため再び辞退することになった。結局、再挑戦の機会が得られないまま番組を降板し、東海ラジオでの活動も終了したため、漢検受験は実現しなかった。

東海ラジオでの活動期間中、主に定時ニュースや各種番組におけるリポーターを担当した。当初は企業コマーシャルの担当は少なかったが、活動後期にあたる2007年4月以降は、数多くのコマーシャルに出演している。以下に主な担当番組を列挙する。

天野良春のラジオクルージング（2005年4月8日 - 2005年9月30日）
小島一宏 モーニングあいランド（『こちら特ダネ情報部』担当、2005年10月 - 2007年9月28日）
夜と音楽と（2005年10月 - 2006年3月）
チケットインフォメーション（2005年10月 - 2007年9月）
流石の源石
第7部（2005年10月 - 2006年3月）
第8部（2006年10月 - 2007年3月）
第9部（2007年4月 - 2007年9月30日） - 東海ラジオでの最後の担当番組となった。
バイリクエスト（2005年10月 - 2006年3月）
ガッツナイタープラス（2006年10月 - 2007年3月）
ミュージックプラネット（2006年10月 - 2007年9月29日）
モーニングメロディー（2007年4月 - 2007年9月14日）
ホリデーウェーブ（2007年4月 - 2007年9月30日）
高校ラジオクラブ
かにタク言ったもん勝ち（『住まいのまるごと相談室』担当）
定時ニュース（平日および日曜担当）
松原・坂口の土曜はど〜よ!? （ピンチヒッター出演）
宮地佑紀生の聞いてみや〜ち（ピンチヒッター出演）

上記が、浅田若菜が東海ラジオ在籍中に携わった主な番組である。

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