浅蓼大橋

浅蓼大橋

浅蓼大橋（せんりょうおおはし）は、長野県佐久市跡部と中込の間で千曲川を跨ぐ、国道141号に架かる全長408メートルの橋梁です。

概要

浅蓼大橋は、千曲川の右岸側には鋼橋、左岸側にはPC橋が採用されています。橋の名前は、佐久地域を代表する浅間山と蓼科山に由来します。

構造

1期橋：PC8径間連続T桁橋および鋼4径間連続2主鈑桁橋
2期橋：PC8径間連続T桁橋および鋼4径間連続箱桁橋
橋長：408m
PC橋部：153.7m
鋼橋部：254.5m
支間割：61.2m + 64.0m + 64.0m + 63.7m
幅員
総幅員：23.800m
有効幅員：11.000m + 10.750m
車道：7.500m + 7.250m
歩道：両側3.500m
床版：プレキャストPC床版（1期橋鈑桁部）
鋼重：254.5t（1期橋鈑桁部）
施工：駒井鉄工・日本鋼管・松尾橋梁（1期橋鈑桁部）
架設工法：トラッククレーンベント工法（1期橋鈑桁部）

歴史

国道141号は、佐久市から小諸市にかけて大規模なバイパス工事が1976年（昭和51年）に着手され、浅蓼大橋を含む全線が2000年（平成12年）に暫定2車線で開通しました。

交通量の増加に伴い、橋の南側の臼田 - 野沢間が2004年（平成16年）に4車線化に着手し、2009年（平成21年）3月に完成しました。また、北側の長土呂 - 御影新田間も2008年（平成20年）に4車線化に着手し、2011年（平成23年）3月に完成しました。

しかし、浅蓼大橋としなの鉄道線に架かる平原大橋の区間は暫定2車線のまま残されたため、同区間の4車線化事業が2014年度（平成26年度）に開始され、全線の4車線化が事業化されました。

浅蓼大橋の4車線化は、まず2018年度（平成30年度）に2期橋第2橋（鋼橋部）のP2・P3橋脚・A2橋台の嵩上げ工事が発注され、2019年度（令和元年度）には2期橋第1橋（PC橋部）のP2 - P6橋脚の施工が発注されました。

参考文献

信濃の橋刊行会『信濃の橋百選』信濃毎日新聞社、2011年

外部リンク

* 長野県佐久建設事務所

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