浅見敬子

浅見敬子（あさみ けいこ）は、1977年3月4日生まれの日本の元ラグビーユニオン選手であり、現在は日本ラグビーフットボール協会の副会長（理事）とワールドラグビーの理事を務める人物です。東京都出身で、選手時代のポジションはスクラムハーフとスタンドオフでした。

ラグビー選手としてのキャリア

浅見は東京都立富士森高等学校から日本体育大学に進学し、大学3年次に女子ラグビー部に入部しました。入部後は主将としてチームを牽引しました。その後、ニュージーランドのノースハーバーにラグビー留学し、1999年から2000年まで地元のクラブチームであるニュージーランド・ネイビーでプレーしました。海外での経験を経て帰国後、女子ラグビークラブPHOENIXの設立に参加し、ここでも主将を務めました。

1996年からは女子日本代表に選出され、2002年の女子ラグビーワールドカップでは全4試合に出場しました。2003年からは代表の主将も務め、2004年からは7人制女子日本代表にも選ばれるなど、長年にわたり日本女子ラグビー界を牽引しました。

2007年に現役を引退し、女子日本代表のコーチに就任しました。その後、指導者としてのキャリアをスタートさせます。

指導者としてのキャリア

2011年には7人制女子日本代表のコーチに就任し、豊島岡女子学園中学校・高等学校の保健体育講師として教鞭を執る傍ら、指導にもあたりました。2012年には7人制女子日本代表のヘッドコーチに就任し、チームを率いました。2016年にヘッドコーチを退任しましたが、その後の後任として稲田仁が指名されました。

ラグビー協会での活動

2017年6月24日、浅見は日本ラグビーフットボール協会の理事に就任しました。その後、2018年5月18日にはワールドラグビーの理事にも選出され、国際的なラグビー界での活動も開始しました。2022年7月20日には、日本ラグビーフットボール協会の副会長に就任し、日本のラグビー界の発展に尽力しています。

2022年8月27日には、歴代女子日本代表選手キャップ授与セレモニーに登壇し、長年の功績を称えられました。

浅見敬子は、選手、指導者、協会役員として、日本の女子ラグビーの発展に大きく貢献してきた人物です。

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