女子ラグビー

女子ラグビー

女子ラグビーは、女性によって行われるラグビーのことです。近年、競技人口が増加し、世界中で注目を集めています。

歴史

女子ラグビーの起源については諸説あり、正確な年代を特定することは困難です。有力な説としては、1891年にニュージーランドで始まったというものがありますが、記録が残っていないため定かではありません。その他、1903年のフランスや1913年のイングランドが起源であるという説も存在します。

記録に残る最も古い試合は、1917年12月16日にカーディフで行われたチャリティマッチで、カーディフ・レディースがニューポート・レディースを6-0で下したものです。

1960年代には西ヨーロッパで女子ラグビーが普及し始め、1970年代以降にはカナダや米国など、世界各地に広まりました。日本においては、1983年に「世田谷レディース」が誕生したことが女子ラグビーの始まりとされています。

1991年には、第1回女子ラグビーワールドカップが開催され、女子ラグビーの国際的な発展を促進しました。

主な大会

女子ラグビーには、15人制と7人制の2つの形式があり、それぞれ世界中で様々な大会が開催されています。

国際大会

ラグビーワールドカップ：4年に1度開催される、女子ラグビーの世界No.1を決める大会です。
ラグビーワールドカップセブンズ：4年に1度開催される、7人制女子ラグビーの世界大会です。
ワールドラグビーセブンズシリーズ：年間を通して開催される、7人制女子ラグビーの国際サーキット大会です。
女子シックス・ネイションズ：ヨーロッパの6カ国（イングランド、フランス、アイルランド、イタリア、スコットランド、ウェールズ）が参加する、女子ラグビーの国際大会です。

国内大会（日本）

全国女子ラグビーフットボール選手権大会：15人制の日本一を決定する大会です。
ジャパンセブンズ選手権大会：7人制の日本一を決定する大会です。
ウィメンズセブンズシリーズ：年間を通して開催される、7人制女子ラグビーの国内サーキット大会です。
大学女子7人制ラグビーフットボール交流大会：大学女子チームによる7人制大会です。
全国U18女子セブンズ：高校生以下の女子を対象とした7人制大会です。
サニックス・ワールド・ラグビー・ユース交流大会：高校生以下の女子を対象とした7人制の世界大会です。
全国高等学校女子ラグビーフットボール大会：地域選抜チーム対抗の高校女子大会です。

関連項目

日本女子ラグビーフットボール連盟：日本の女子ラグビーを統括する団体です。
女子アメリカンフットボール：女子によるアメリカンフットボールです。
ラグビー女子日本代表：女子ラグビーの日本代表チームです。
7人制ラグビー女子日本代表：7人制女子ラグビーの日本代表チームです。

参考資料

「女子ラグビーの歴史」展（英語）：ラグビー博物館主催の展示会です。
女子ラグビー年表（英語）
World Rugby Museum（英語）：国際ラグビー博物館です。

外部リンク

公式ウェブサイト - 日本女子ラグビー
女子ラグビー：新聞に見る沿革（英語）：1922年以降の英語新聞の記事を閲覧できます。
Rugbydata（英語）：男子・女子ラグビーの試合記録を網羅したデータベースです。
カナダの女子ラグビーの発展と人気の拡大（PDF）（英語）：カナダにおける女子ラグビーの発展について解説した論文です。

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