浅見真紀

浅見真紀：空間デザイナーから麻雀プロへ、そしてMリーガーへ

浅見真紀プロは、1985年生まれの最高位戦日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士です。埼玉県所沢市出身で、医師を志して進学した進学校から一転、千葉大学工学部デザイン工学科に進み、空間デザインを学びました。

大学時代、友人との出会いをきっかけに麻雀を始めます。周囲が麻雀プロや就職へと進む中、彼女は進路に迷いながらも大学院に進学。千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻で修士号を取得しました。

大学院修了後、CMプランナーを目指して就職活動を行ったものの、思うようにいかず。そんな折、アルバイト先で麻雀プロ試験の受験を勧められ、2010年2月、第35期生として女流プロ雀士としてのキャリアをスタートさせました。

プロ入り後は、その才能を開花させます。すぐに第9回野口恭一郎賞（女性棋士部門）を受賞するなど、頭角を現し、TV対局への出演や、自身の冠番組「ミータンマーボ！」のUstream配信も開始。最高位戦のリーグ配信対局では実況も務めるなど、多方面で活躍の場を広げていきました。

そして2023年、Mリーグ・赤坂ドリブンズが実施したトライアウトに見事合格。同年6月30日に行われたMリーグドラフト会議で赤坂ドリブンズから指名を受け、Mリーガーとして新たなステージに足を踏み入れました。

キャリアと人物像

プロ入り直後は『守備を忘れた特攻シンデレラ』というキャッチフレーズでしたが、Mリーグ入り後は、赤坂ドリブンズ監督の越山剛氏から『非常に論理的思考力が高い、聡明な女性』と評されたことから、『聡明なるバイプレイヤー』というキャッチフレーズに変更されました。この評価が、彼女の麻雀に対する真摯な姿勢と高い分析能力を端的に表していると言えるでしょう。

プライベートでは、2017年に日本プロ麻雀協会所属の橘哲也プロと結婚、2019年にはお子さんが誕生しています。大学時代に培ったデザインの知識は、現在も最高位戦実況配信の選手紹介スライド作成などに活かされており、彼女の多様な才能と才能を活かす努力がうかがえます。

Mリーグでの活躍と将来

Mリーグでは、持ち前の高い分析力と冷静な判断力でチームに貢献しています。個人の成績も安定しており、今後さらなる活躍が期待されます。空間デザインの知識、麻雀への情熱、そして家族を支える力強さ。彼女を支える多様な要素が、今後の麻雀界における彼女の活躍に繋がっていくことでしょう。

受賞歴・出演番組

獲得タイトル
野口恭一郎賞（女性棋士部門）（第9回）
第13回日本オープン 準優勝
出演番組
* モンド麻雀プロリーグ（MONDO TV）

浅見真紀プロの今後の活躍から目が離せません。

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