浜口茂外也

浜口茂外也（はまぐち もとや）

浜口茂外也は、日本の音楽シーンで重要な役割を果たすパーカッション奏者であり、豊かな音楽経験を持っています。1951年7月16日、東京都に生まれ、音楽家である父、浜口庫之助の影響を受けて成長しました。彼の音楽の旅は、若い頃から始まりました。10代の頃、細野晴臣と出会い、彼との親交が彼の音楽の道を大きく切り開くことになります。

1969年、早稲田大学在学中にニューヨークへ渡り、そこでフルート奏者のジェレミー・スタイグに師事しました。アメリカでの経験は、彼の音楽の幅を広げるきっかけとなりその後帰国。1974年にはクロスオーバー・バンド「バンブー」にフルート奏者として参加し、ここでの活動を通じてコンガを演奏する機会を得て、パーカッション奏者としてのキャリアを築きました。

彼の才能はすぐに認められ、1975年には細野晴臣が在籍する「ティン・パン・アレー」のツアーに参加し、パーカッションとフルートを自在に操る演奏スタイルを確立しました。それ以降も、スタジオ・ミュージシャンとして多くの音楽作品に関与し、数え切れないほどのアーティストのアルバムやシングルに参加しました。

ディスコグラフィ

浜口茂外也の音楽活動は多岐にわたります。彼自身のアルバムの中で特筆すべきは、1990年にリリースした「TAKARA-MONDE」と、2000年に発表された初のボーカルCD「Din Don」です。特に「月影の恋」（2008年）は、大人向けの踊れる歌謡曲として人気を博しました。

主な参加作品として、今井美樹の「微笑みのひと」や、KinKi Kidsの「ジェットコースター・ロマンス」、長渕剛の「猿一匹、唄えば侍」などがあります。彼はまた、松任谷由実や坂本龍一、古内東子など、様々なジャンルのアーティストともコラボレーションを重ねてきました。

代表的なアルバム

• - THE ALFEE|THE_ALFEE『ALFEE』（1983年）
• - 中島みゆき『臨月』（1981年）
• - 井上陽水『ハンサムボーイ』（1990年）
• - 松田聖子『Candy』（1982年）

など多数の作品があります。

楽曲提供

また、浜口はアーティストへの楽曲提供も行い、戸田恵子の「昆虫ニンジャ」（2008年）なども手掛けました。

浜口茂外也の活動は、ただパーカッション奏者としてだけではなく、音楽の幅を広げ、他のアーティストと共に新しい音楽を創造することに貢献してきました。彼のキャリアは今日の日本の音楽界において、欠かせない存在となっています。

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