浜松シティマラソン

浜松シティマラソン

浜松シティマラソンは、静岡県浜松市を舞台に毎年開催される市民参加型のマラソン大会です。多くのランナーが早春の浜松路を駆け抜けます。

歴史

大会は2005年（平成17年）2月12日に第1回が開催され、その歩みを始めました。開催当初からの種目構成は時代と共に見直されており、変化を経て現在の形に至っています。特に、2021年および2022年の大会は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響を受けて中止されましたが、2020年の大会は流行初期ながら開催されました。

概要

大会名は開催年を加えて「浜松シティマラソン〇〇〇〇」と称されます。例年、開催日が東京マラソンと重なる傾向にありましたが、3年ぶりに再開された2023年の大会では日程が異なりました。

コース

現在の主要種目は、ハーフマラソン（21.0975km）、5km、3kmです。

ハーフマラソン: 浜松市役所をスタートし、航空自衛隊浜松基地周辺を経由して浜松市四ツ池公園陸上競技場にフィニッシュする、日本陸上競技連盟公認コースが使用されます。
5km・3km: これらの種目は、浜松市四ツ池公園陸上競技場を発着点として設定されています。

コース全体の特徴として、大きな起伏が少なく、比較的平坦で走りやすい設定と評価されています。

過去には種目の変遷があり、第2回まではハーフマラソンがありましたが、第3回からは10マイル、10km、5km、3kmの4種目となり、その後第8回大会でハーフが復活し、現在の3種目構成に至っています。

歴代大会トピック

第1回（2005年2月12日）: 初回開催。増田明美氏が10kmにゲスト参加。
第2回（2006年2月26日）: 谷川真理氏が10kmにゲスト参加。（キャッチフレーズ「1粒の汗が、ダイヤモンドになる日。」）
第3回（2007年2月25日）: 10マイルの部新設。瀬古利彦氏が10kmにゲスト参加。
第5回（2009年2月22日）: 千葉真子氏がゲスト参加。
第8回（2012年2月26日）: 「浜松市制100周年記念大会」。ハーフマラソン復活。
第10回（2014年2月23日）: 交通規制範囲拡大。遠鉄バスが初の減便ダイヤ運行。
* 第19回（2023年2月19日）: 3年ぶり開催。5km募集中止、ハーフのみ実施（参加者約4,300人）。

交通規制

大会当日の午前中は交通規制が実施され、遠州鉄道路線バスが迂回運行します。浜松まつり時の規制とは性質が異なり、郊外部中心の規制で、迂回区間は原則ノンストップです。以前あった浜松駅-和合町間の代替臨時バスは、迂回経路変更により通常路線が和合町を通るようになったため廃止されました。

アクセス

フィニッシュ地点の四ツ池公園陸上競技場へは、JR浜松駅バスターミナルからシャトルバスが運行されます。また、遠州鉄道西鹿島線の上島駅からも徒歩でアクセス可能です。

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