浜松市水窪民俗資料館

浜松市水窪民俗資料館

浜松市水窪民俗資料館は、静岡県浜松市天竜区水窪町に位置する地域に根ざした博物館です。この施設は、1997年6月に開館され、最初は水窪町民俗資料館としてスタートしました。2005年に水窪町が浜松市に編入されたことを受け、現在の名称に改称されました。当館は浜松市博物館の分館としての役割を果たしています。

沿革

この博物館の沿革は、1997年に遡ります。その年の6月、磐田郡の水窪町において水窪町民俗資料館が開館しました。これは、地域の歴史や文化を広めるための重要な第一歩となりました。そして、2005年7月1日、町が浜松市に編入されたことに伴い、名称が浜松市水窪民俗資料館に変更されました。

展示内容

浜松市水窪民俗資料館では、地域に関連したさまざまな展示が行われています。以下はその一部です：

• - 水窪石：この石は1960年に縄文時代の水窪遺跡から出土されたもので、象形文字のような刻印がありますが、未解読の状態です。地域の歴史的な価値を示す重要な資料です。

• - 西浦の田楽：1976年には、国の重要無形民俗文化財に指定されている田楽が展示されています。地域の伝統的な芸能を知ることができる貴重な機会です。

• - 高根城：この城は室町時代から戦国時代にかけて存在した山城で、当時の歴史を感じさせる重要な遺跡です。

また、近世の古文書や、近代以降の民具や農具も多数展示されており、訪れる人々に地域の多様な文化を伝えています。

利用案内

浜松市水窪民俗資料館の所在地は、静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方1097番地です。アクセスは、JR飯田線の水窪駅から徒歩約15分ほどで到着します。開館時間は午前9時から午後4時までで、入館は無料です。

なお、休館日としては月曜日、祝日の翌日、そして年末年始（12月29日から1月3日まで）が設けられていますので、訪問の際はご注意ください。

このように、浜松市水窪民俗資料館は地域の歴史や文化遺産を学べる貴重な場所です。訪れることで、地元の伝承や生活がどのように現代に引き継がれているのかを実感できることでしょう。

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