浦和レッズマガジン

浦和レッズマガジン

「浦和レッズマガジン」は、かつてフロムワンが発行し、朝日新聞出版より発売されていた浦和レッドダイヤモンズの公式マガジンです。2006年3月に創刊され、当初はアスペクトが発売を担当していました（2010年1月号まで）。2014年6月号までは月刊誌として毎月12日に発売されていましたが、2014年8月号からは「Jリーグサッカーキング」の増刊扱いとなり、不定期刊へと移行しました。

概要

発行元のフロムワンは、国内外のサッカー情報雑誌を多数発行しており、豊富な人脈とチーム・選手に関する情報を蓄積していました。「浦和レッズマガジン」では、その強みを生かし、現所属選手や監督へのインタビューはもちろん、福永泰や水内猛といった元選手の定期連載、海外在住の元所属選手のインタビュー、浦和レッドダイヤモンズ・レディースの情報、海外サッカー情報の紹介など、多岐にわたるコンテンツを展開していました。もちろん、その中心には常に浦和レッズがありました。

また、大型の判型を活かし、試合中の写真を大判で多数掲載することで、視覚的な訴求力も高めていました。一般の雑誌・書籍と同様の流通ルートに乗せることで、浦和レッズの本拠地である埼玉県以外でも比較的入手しやすいというメリットがありました。しかし、月刊という発行サイクルの固定化と全国流通は、締め切り設定において不利に働くこともあり、1992年から浦和レッズの主催公式戦に合わせて発行されている「浦和レッドダイヤモンズ・オフィシャル・マッチデー・プログラム」(MDP)よりも情報が古くなってしまう場合もありました。MDPのように試合会場内での販売が認められないという制約がある一方で、フロムワンは試合開催時の埼玉スタジアム2002広場での販売など、積極的に営業努力を行っていました。

浦和レッズを扱う雑誌としては、2007年3月創刊の「浦和フットボール通信」もありますが、同誌は無料のタウン情報誌としての性格も帯びているのに対し、「浦和レッズマガジン」は有料でサッカー情報に特化しているという点で、明確な違いがありました。

2008年3月からは、同誌の公式サイトがライブドア社のスポーツ総合サイト「livedoorスポーツ」内に開設され、掲載記事の一部や取材陣のエッセイなどが読めるようになりました。2010年2月以降は朝日新聞出版が発売元となったため、全国の主要書店やレッズ公認ショップでの店頭販売に加え、朝日新聞専売店「ASA」での宅配も可能となりました。不定期刊となった2014年8月号以降は、発売日を浦和レッズのホームゲーム開催日に合わせていました。

関連項目

浦和レッドダイヤモンズ・オフィシャル・マッチデー・プログラム
浦和フットボール通信
月刊コンサドーレ
月刊グラン
ベガルタ仙台・プレミアムファンブック
月刊アントラーズフリークス
月刊ファンフォーレ

外部リンク

URAWA MAGAZINE
浦和レッズマガジン／サッカーキング
ウラマガ（浦和レッズマガジン） (@Uramaga) - X（旧Twitter）

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