浦和斎場

さいたま市浦和斎場：故人を偲び、未来へ繋ぐ場

さいたま市桜区に位置する浦和斎場は、さいたま市が運営する公共の葬儀場および火葬場です。1980年の開場以来、多くの市民の大切な儀式を支え、地域に寄り添う存在として重要な役割を担っています。

歴史と背景

老朽化と施設拡張の必要性から、旧浦和市営火葬場（現在のさいたま市青少年宇宙科学館付近）の移転が1970年代後半に決定されました。移転計画は地元住民との丁寧な協議を経て実現し、現在の地に1980年12月に竣工しました。約2万1000平方メートルの広大な敷地に、延べ約3090平方メートルの本館が建ち並び、多くの設備が整えられています。

施設概要と設備

浦和斎場は、故人を送る儀式を円滑に進めるための充実した設備を備えています。

火葬炉: 10基の火葬炉があり、市民の利用を優先した時間帯設定がなされています。
葬祭場: 3室の葬祭場があり、収容人数は第一葬祭場が100名、その他が75名です。各種宗教に対応した設備が整っています。
待合室: 11室の待合室があり、それぞれ40名収容可能です。ご遺族や参列者の休息の場として利用できます。
霊安室: 3基の霊安室が備えられています。
売店: ジュース、酒類、つまみ類、骨壺など、必要な物品を購入できる売店があります。
仮眠室: 遺族の仮眠のためのスペースも設けられていますが、寝具の用意はありません。遺族以外の方は21時までに帰宅するよう案内されています。

利用料金

火葬料、葬儀場使用料、祭壇使用料、待合室使用料、霊安室使用料など、利用料金は市民と市民以外で大きく異なります。具体的な料金はさいたま市公式ウェブサイト等でご確認ください。（料金は変更となる場合がありますので、必ず最新の情報をご確認ください）

アクセス

車、バス、タクシーのいずれも利用可能です。ただし、自家用車での来場は駐車場の混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されています。

自家用車: 首都高速埼玉大宮線浦和南・北出口から約20分。
バス: JR浦和駅西口から「大久保浄水場」行きバスで約35分、「下大久保」バス停下車後、徒歩約7分。
* タクシー: JR埼京線南与野駅・与野本町駅、京浜東北線北浦和駅から約15～20分。

周辺環境

浦和斎場は、自然豊かな環境に恵まれた場所にあります。荒川の堤防沿いに位置し、天候の良い日には富士山を望むこともできます。周辺には浦和西体育館や秋ヶ瀬公園などの施設があり、落ち着いた雰囲気の中で故人を偲ぶことができます。

休業日

浦和斎場は、1月1日から1月3日まで休業です。火葬業務は友引の日は休業となります。

まとめ

浦和斎場は、故人を送る大切な儀式を、落ち着いた環境の中で執り行うことができる施設です。充実した設備とアクセスしやすい立地、そして美しい景観は、ご遺族の心に寄り添う空間を提供しています。ご利用を検討される際は、さいたま市公式ウェブサイトや指定管理者による公式ウェブサイトで詳細な情報をご確認ください。

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