首都高速埼玉大宮線

首都高速埼玉大宮線について

首都高速埼玉大宮線（しゅとこうそくさいたまおおみやせん、Omiya Route）は、埼玉県内で戸田市からさいたま市中央区の与野出入口までを結ぶ高速道路の一部です。この道路は、正式には埼玉県道124号高速さいたま戸田線という名称が付けられています。

概要

この路線は、全線が国道17号の新大宮バイパスに平行して開通しており、高速道路とバイパス道の交通を分散させる役割を果たしています。路線名には「大宮線」とありますが、実際には旧与野市までしか通過しておらず、旧大宮市を通っていません。

起点となる美女木ジャンクションでは、5号池袋線と接続しており、特にこの区間は池袋線の延長線という位置づけもされています。また、2012年から導入された距離別料金制に加え、埼玉新都心線と共にかつては埼玉線料金圏として扱われていました。

与野ジャンクションから北方面に向けては延伸が可能な構造となっており、新大宮バイパスでも高架部分の用地が確保されているのです。埼玉県の都市計画では、高速埼玉中央道路の名称で上尾道路から首都圏中央連絡自動車道桶川北本ICまで延びる計画が進行中です。

2017年には、上尾道路の上尾南までの区間が新大宮上尾道路という名称で事業化され、首都高速道路株式会社がその計画を担当することとなりました。

路線番号

埼玉大宮線の路線番号はS5であり、ここでのSはSaitama Routeの頭文字を表しています。首都高速道路においてSが付与された路線はこの埼玉大宮線のみならず、川口線（S1）や埼玉新都心線（S2）も含まれています。ただし、S3およびS4については、その計画が存在しないため、抜けている状況です。このようにS5と指定されているのは、5号池袋線の延長路線であることを明確にするためです。

出入口

埼玉大宮線は全区間が埼玉県内に位置しています。出入口の情報において、IC番号の背景が黒の場合、すでに供用中の区間を示しています。一方で、施設名の背景が黒でない場合は、まだ完成していない、または供用されていない事故を示しています。不明な部分については仮称が使用されています。

歴史

この路線の開通の歴史は1998年5月18日に始まりました。美女木JCTから与野出入口までが開通され、午前10時に記念式典が行われ、午後3時に一般国道としての供用が開始されました。その後、2000年4月17日には埼玉新都心線の与野出入口から新都心西出入口の間も開通し、接続が行われました。この際、制限速度も60km/hから80km/hに引き上げられました。

交通量

交通量の調査は定期的に行われていますが、令和2年度実施予定だった調査は新型コロナウイルスの影響で延期されました。実際の交通量に関しては「平成22年度道路交通センサス」や「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」のデータが参考とされています。これらのデータを元に分析を行い、今後の交通改善策を講じることが期待されています。

まとめ

首都高速埼玉大宮線は、埼玉県内の重要な交通路であり、都市間移動の効率化に寄与しています。今後の都市計画や交通量の変化にも注目が集まることでしょう。

もう一度検索