浪岡温泉

浪岡温泉は、青森県青森市浪岡地区に位置する温泉です。旧陸奥国に属するこの地は、JR奥羽本線浪岡駅から徒歩約5分とアクセスも良好です。

泉質

泉質はアルカリ性単純温泉で、源泉温度は約42℃、湧出量は毎分200リットルと豊富です。源泉の色は透明度の低い黒色をしています。これは、地中の有機物などが溶け込んでいるためと考えられます。源泉は、地下800メートルまでボーリングして開発されました。
温泉に掲示されている温泉成分分析表（1978年）によれば、成分総量は1,061mg/Lと単純温泉の規定を超えていますが、温泉法上は単純温泉として扱われています。

温泉街の様子

浪岡温泉は、浪岡駅前の商店街に位置しており、旅館が一軒と温泉銭湯が一軒存在します。温泉銭湯は「浪岡駅前温泉」という名称で親しまれており、この名で呼ばれることもあります。旅館と銭湯は同じ経営で、源泉も共通です。

温泉銭湯の浴槽には、ライオンの形をした湯口があり、そこから豊富なお湯が掛け流されています。朝6時から営業しており、朝湯を楽しめるのも魅力です。

浪岡地区には、浪岡温泉の他にも高温の黒湯が湧き出る温泉がいくつかあります。たとえば、花岡荘や婆娑羅温泉なども湯量が豊富で、かけ流しで温泉を楽しめます。

山の湯は、これらの温泉とは異なり、深い山野の中に位置しています。泉質は鉄分を若干含んだ食塩泉で、他の温泉とは少し異なる特徴を持っています。

歴史

温泉に掲示されている成分分析表は1978年のものですが、開湯はそれ以前であると考えられます。長きにわたり、地域の人々に親しまれてきた温泉であることが伺えます。

アクセス

* 鉄道：JR奥羽本線 浪岡駅より徒歩約5分

浪岡温泉は、気軽に立ち寄れる温泉銭湯と、ゆっくりとくつろげる旅館があり、旅の疲れを癒すのに最適な場所です。浪岡を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

周辺情報

浪岡地区には、温泉の他にも、ねぶたの里などの観光スポットがあります。また、豊かな自然に囲まれており、四季折々の美しい景色を楽しめます。温泉と観光を組み合わせて、浪岡の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。

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