海ほたるパーキングエリア

海ほたるパーキングエリア：東京湾のオアシス

東京湾アクアラインのほぼ中間地点、千葉県木更津市にある海ほたるパーキングエリアは、単なる休憩施設の枠を超えた、魅力的な観光スポットです。その規模と充実した施設はサービスエリアを凌駕し、多くの観光客を惹きつけています。

名称の由来と人工島

「海上に浮かぶ光」をイメージし、一般公募によって名付けられた「海ほたる」。その名前は、パーキングエリアだけでなく、人工島全体を指す言葉としても広く使われています。この人工島は、東京湾アクアラインの川崎側と木更津側を繋ぐアクアトンネルと橋梁を接続するために建設されました。川崎人工島（風の塔）に次ぐ、アクアラインで2番目の人工島として存在感を示しています。

便利なUターンシステム

海ほたるパーキングエリアでは、来た方向にUターンして引き返すことが可能です。料金は対岸へ向かう場合と同じで、社会実験中の変動料金も適用されます。ただし、川崎方面へのアクアトンネルは危険物積載車両の通行が禁止されているため、木更津方面から来た車両は必ずUターンしなければなりません。

川崎方面から来た場合は、パーキングエリア内の料金所で料金を支払います。ETC利用者は、2011年3月25日以降はノンストップで通行できます。木更津方面から来た場合は、料金所を再度通過し、Uターン証明書を受け取ります。ETC利用者も同様にノンストップ通行が可能です。

ただし、木更津方面の駐車場が満車になり渋滞が発生した場合、川崎方面の駐車場に誘導されることがあります。この場合、通常とは異なる料金所レーンを通過し、係員からUターン証明書と説明チラシを受け取ることになります。

多様な施設と充実の設備

上下線共通の施設は、2018年から2019年にかけて大規模なリニューアル工事が行われ、より快適な空間が提供されています。

駐車場は、大型車用と小型車用がそれぞれ複数階に渡って用意され、十分な駐車スペースを確保しています。

トイレは各階に男女別、多機能トイレ、オストメイト対応トイレ、子供用トイレが設置され、清潔で快適な環境が整備されています。24時間利用可能な給電スタンドも完備しています。

その他、バスターミナル、東京湾アクアトンネルの掘削に使用したシールドマシンを模した巨大モニュメント「カッターフェイス」、総合インフォメーション、公衆電話、授乳室、ATM、足湯、幸せの鐘、キッズスペース、タイムカプセルポスト、海が見える大回廊、無人撮影システム、アクアラインシアターなど、多様な施設が充実しています。

レストランとショップ

海ほたるパーキングエリアには、多様な飲食店やショップも入っています。地元の食材を使ったレストランやカフェ、コンビニエンスストア、お土産店など、バラエティ豊かな選択肢が揃っています。フードコートでは、ラーメンや海鮮丼、バーガーなど、様々な料理を楽しむことができます。

(※店舗情報は2023年8月1日現在の情報です。最新情報は公式サイトをご確認ください。)

海上保安庁、消防本部、国土交通省の設備

海ほたるには、海上保安庁のレーダー施設、木更津市消防本部の消防車庫、国土交通省のフラッシュビーコンが設置されており、安全確保と航行支援に重要な役割を果たしています。フラッシュビーコンは、羽田空港への着陸誘導にも利用されています。

アクセスと周辺情報

海ほたるパーキングエリアは、川崎駅東口と木更津駅東口を結ぶバス路線の停留所にもなっています。

まとめ

海ほたるパーキングエリアは、東京湾アクアラインを利用する際の休憩だけでなく、観光目的としても訪れる価値のある場所です。美しい景色、充実した施設、そして多様な飲食店やショップが、快適なひとときを提供してくれます。東京湾を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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