海援隊 ゴールデン☆ベスト〜エレック・セレクション〜

『海援隊 ゴールデン☆ベスト〜エレック・セレクション〜』は、フォークグループ海援隊がエレックレコード在籍時に発表した楽曲を集めたベストアルバムです。このアルバムは、海援隊の初期の音楽性を深く理解する上で重要な作品と言えるでしょう。エレック時代に焦点を当てた選曲が特徴で、彼らの代表曲として知られる「贈る言葉」や「あんたが大将」は収録されていません。

収録されている楽曲は、Disc 1とDisc 2の2枚に分かれています。Disc 1には、井上陽水が作詞作曲を手掛けた「ほととぎす」をはじめ、秋吉圭介が作詞作曲、千葉和臣が補作詞した「僕疲れたよ」、武田鉄矢が作詞し、作曲者が不詳の「青春流れ旅」、武田鉄矢が作詞、中牟田俊男が作曲した「ここからどこへ」、同じく武田鉄矢作詞、中牟田俊男作曲の「故郷未だ忘れ難く」、海援隊が作詞、千葉和臣が作曲した「風は春風」、武田鉄矢作詞、千葉和臣作曲の「さすらいの譜」、同じく武田鉄矢作詞、千葉和臣作曲の「恋挽歌」、そして武田鉄矢作詞、千葉和臣作曲の「あなたへのロック」が収録されています。

Disc 2には、山田みやこ作詞、千葉和臣作曲の「節子への手紙」、武田鉄矢作詞、武田鉄矢と中牟田俊男が作曲した「荒野より」、門谷憲二作詞、千葉和臣作曲の「しぐれ坂ブルース」、武田鉄矢作詞、中牟田俊男作曲の「心を石に」、武田鉄矢作詞、仲井戸麗市作曲の「君のお家が遠くなって」、武田鉄矢作詞、千葉和臣作曲の「ミスターポーズマン（かっこうばかりの野郎）」、山木康世が作詞作曲した「蝉」、武田鉄矢作詞、武田鉄矢と中牟田俊男が作曲した「風だけが激しく」、井上良介が作詞作曲した「さよなら」、そして武田鉄矢作詞、海援隊が作曲した「母に捧げるバラード」が収録されています。

これらの楽曲は、海援隊のフォークソングとしての側面を色濃く反映しており、彼らの音楽的なルーツを感じることができます。エレック時代特有のサウンドや、武田鉄矢の力強いボーカル、そしてメンバーそれぞれの音楽的な個性が際立っていると言えるでしょう。このアルバムは、海援隊の音楽の歴史を辿る上で欠かせない一枚であり、ファンにとっては必携のアイテムです。

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