海星中学校・高等学校 (三重県)

海星中学校・高等学校について

海星中学校・高等学校（かいせいちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、日本の三重県四日市市追分一丁目にある私立の教育機関です。中高一貫教育の6年制プログラムを提供する「特別教育コース」と、高等学校単独での3年制プログラムを運営しています。進学特別コースや進学コース、国際数理コースなど、多様なコース展開が特徴です。

学校の成り立ち

海星中学校・高等学校は、カトリック系のエスコラピオス修道会によって設立されました。開校以来、地域に根ざした教育を提供し続けています。2021年4月からは男女共学に移行したため、これまでの男子校としての歴史に新たな一歩を踏み出しました。

歴史沿革

• - 1945年: 桑名市で「桑名英学塾」を創設。
• - 1947年: 四日市市へ移転し、学校名を海星学園に改称。
• - 1950年: 南山大学附属第二高等学校として開校。
• - 1955年: 学校法人エスコラピオス学園が運営を引き継ぎ、海星高等学校が設立。
• - 1956年: 海星中学校が開校。
• - 1972年: 六年一貫教育コースの導入。
• - 2021年: 男女共学化を実施し、国際数理コースを導入。

部活動

海星中学校・高等学校では、運動部と文化部の両方が活発に活動しています。運動部には硬式野球部やサッカー部、剣道部、陸上部等があり、文化部では吹奏楽部や英会話部、写真部などがあります。
特に硬式野球部は過去に春と夏の全国大会に出場した経験があり、全国的にも知られる強豪校です。

硬式野球部の歴史

硬式野球部は、これまでに全国高等学校野球選手権大会に11回出場し、春も含めた数回の大会でベスト8に進出した実績があります。最近の出場は1999年春の選抜となっています。

サッカー部の成功

サッカー部も同様に輝かしい成績を持ち、近年の県大会での優勝経験があります。部活動は生徒のチームワークや運動能力の向上に寄与し、文化部においても様々な活動を通じて創造性を育んでいます。

教育方針と学習環境

海星中学校・高等学校は、2学期制を採用し、約50分授業を6〜7限設定しています。期間中には、秋休みが設けられており、精力的な学びの期間を提供しています。卒業生の約8割は大学へ進学し、残りは専門学校や就職する傾向にあります。

学校生活

年間の行事として、入学式、体育祭、文化祭、修学旅行などがあり、生徒たちは様々なイベントを通じて成長しています。特に海星祭（文化祭）は生徒たちの自主性を引き出す大切な行事です。

設備と施設

学校内には、自活支援のための学生食堂やトレーニング室、体育館などが完備されています。これらは全教室に冷暖房も完備されており、生徒が快適に学習できる環境が整っています。

有名な卒業生

この学校からは多くの著名人が輩出されています。元プロ野球選手の松本卓也や俳優の田中哲司など、多分野で活躍する卒業生たちがいます。

海星中学校・高等学校は、信仰に基づく教育を大切にしながら、生徒たちの多様な才能を育成することに力を入れています。その独自の教育システムや活発な部活動は、多くの生徒に魅力的な学びの場を提供しています。

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