海津市図書館

海津市図書館の概要

海津市図書館（かいづしとしょかん）は、岐阜県海津市に位置する市立の公共図書館です。この図書館は、かつて存在した平田図書館と南濃図書館の機能を統合し、現在の形へと発展を遂げました。今では、海津市民の文化的なニーズに応える重要な役割を担っています。また、海津市こども図書館も分館として設けられ、さらに地域へのサービスを拡充しています。

海津市図書館の歴史と構造

海津図書館は、1976年に海津町立図書館として開館し、その後、合併によって海津市の中央館となりました。館内は1996年に新たな半円形の建物に移転し、郷土資料を中心に約8万8,000冊の蔵書を有しています。この館の特徴は、地域に関連する文化や歴史にまつわる資料が多く収められている点です。

特に、「日本現代紙碑文学館」という珍しい施設も併設されており、文学同人誌を数多く収集していることから、全国的にも類を見ない存在です。この館は、海津町出身の作家・長谷川敬の活動を受け継ぎ、文芸評論家小松伸六の寄贈により、現在では約3万5,000冊以上の蔵書を誇っています。

周辺の施設と利用案内

海津市図書館の周辺には、市役所や文化センター、歴史民俗資料館、市民プールなど、多様な公共施設が揃っています。これにより、利用者は図書館での読書はもちろん、その他の社会教育活動や文化交流にも参加しやすくなっています。

開館時間と休館日

• - 開館時間: 9:00〜19:00
• - 休館日: 毎週月曜日（祝日の場合は翌平日）、年末年始（12月28日〜1月4日）

特別な整理日として各館の最終木曜日や水曜日、金曜日にも休館となるため、訪れる際は注意が必要です。

貸出と返却

図書の貸出には「図書カード」が必要で、海津市内の全ての図書館で利用可能です。利用者は、貸出期間内に約2週間の間、最大10冊まで借りることができ、返却時には図書カードの提出は不要です。返却は、各館のブックポストを利用することができます。

海津市こども図書館

2024年に開館予定の海津市こども図書館は、旧平田総合福祉会館の1階に設けられ、特に児童書および子育てに関連する書籍に注力した蔵書約2万冊を収めています。また、便利な読み聞かせスペースも併設されています。

読書通帳制度

海津市図書館ではユニークな「読書通帳」制度を導入しており、これは子どもたちや高齢者の読書活動を促しましょうとする取り組みの一環です。この通帳には貸出した本の情報が記録され、読書のモチベーションを高める手助けをしています。図書館での活動が、地域住民の文化的理解を深める重要な役割を果たしています。

海津市図書館は、地域の文化と知識の拠点として、大切な存在であり続けています。

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