海老原一佳

海老原 一佳（えびはら かずよし）

海老原一佳は、1995年9月13日生まれで、東京都昭島市を出身とする元プロ野球選手です。ポジションは外野手で、右投左打でした。プロ野球選手としてのキャリアは一時期育成選手形式での契約を経て、日本ハムファイターズでの在籍が知られています。

経歴

プロ入り前

一佳は、母方の祖父がアメリカ人のクオーターであり、幼少期より野球に興味を持ち、昭島ヤングライオンズでプレイを始めました。続いて、東海大学菅生高等学校の中等部で軟式野球部に所属し、主将としてチームを率いました。卒業後は、系列校の東海大学菅生高等学校を選ぶことなく、創価高等学校に進学。高校時代には「5番・中堅手」としてレギュラーとしての地位を確立しましたが、全国大会とは無縁の結果となりました。その後、創価大学では東京新大学野球リーグに参加し、打撃面では苦戦したものの、若手選手としての基盤を築きました。

BCリーグでの挑戦

大学卒業後、社会人野球を目指したものの、その夢は果たせず、2017年に富山GRNサンダーバーズのトライアウトを受け、特別合格選手として入団しました。BCリーグでは、その年にクリーンアップの一角を任され、見事な打率と本塁打数を記録しますが、膝の故障により一時戦線を離脱することもありました。

日本ハムファイターズ時代

2018年秋、北海道日本ハムファイターズの育成ドラフトで1巡目指名を受け、入団が決定します。契約後、2019年には二軍で好成績を残し、オープン戦においても一軍での出場機会を得るに至りました。しかし、シーズンごとに故障が影響し、最終的に2021年のシーズンを終えた時点で、球団は来季の契約を結ばないことを通知。これを受け、一佳は現役引退を決意します。

引退後の活動

現役を退いた後は、高校野球の指導に専念することを決め、教員免許の取得を目指します。2022年には高岡向陵高等学校の野球部コーチに就任し、その後、金沢学院大学附属高等学校でも指導を行っています。また、業務としては古巣の富山GRNサンダーバーズに関与し、若い選手たちの成長を支える役割を果たしています。

選手としての特徴と成績

身長189cm、体重100kgと、恵まれた体格を持つ海老原は、長打力のある選手として知られています。日本ハム入団前からも多くの故障を経験しましたが、ベンチでスコアラーとして経験を重ねる中で、投手の癖を見抜く能力に磨きを掛けました。独立リーグでの打撃成績は素晴らしく、特に打率.329、9本塁打を記録した実績があります。

詳細情報

• - NPB公式戦の出場はありませんが、背番号は32（2018年）、144（2019年 - 2021年）です。
• - プロ入り前からの成績に加え、引退後の指導者としての成長が期待されています。

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