海老名インターチェンジ

海老名インターチェンジ

概要

神奈川県海老名市に位置する海老名インターチェンジ（えびなインターチェンジ）は、首都圏中央連絡自動車道（一般的に「圏央道」、うち相模縦貫道路区間）の交通結節点の一つです。所在地は海老名市ですが、厚木市中心部へのアクセスにおいては、圏央厚木インターチェンジよりも海老名インターチェンジの方が地理的に近いという特徴を持っています。

特徴

このインターチェンジは、いくつかの点で注目すべき特徴を持っています。

特に、海老名インターチェンジと隣接する海老名南ジャンクションの間は、第一東海自動車道の支線、通称「海老名支線」として扱われています。このため、首都圏中央連絡自動車道の区間としては珍しく、高速自動車国道としての性質を併せ持つインターチェンジとなっています。

この特殊な区間では、本線やランプウェイにおいて、一般有料道路と高速自動車国道の区分を示す「ここから一般有料道路」「ここから高速自動車国道」といった標識が設置されており、利用者に対して料金区分が変わることを明示しています。

また、この海老名インターチェンジを含む区間は、交通量や周辺の都市化の状況を踏まえ、「大都市近郊区間」に指定されており、これに基づいた料金体系が適用されています。

歴史

海老名インターチェンジの歴史は比較的新しく、以下の主要な出来事によってその歩みが記されています。

2009年（平成21年）5月18日：仮称であった「海老名北インターチェンジ」から、正式名称が「海老名インターチェンジ」に決定されました。
2010年（平成22年）2月19日：インターチェンジへの主要なアクセス道路の一つである都市計画道路河原口中新田線（上一ツ橋交差点から中新田市街道交差点の区間）が開通し、神奈川県道43号藤沢厚木線の一部として組み込まれました。
2010年（平成22年）2月20日：海老名市役所方面などへのアクセスを向上させる海老名市道中新田鍛冶返線が開通しました。
2010年（平成22年）2月21日：開通に先立ち、海老名運動公園を発着点とする記念イベント「海老名IC開通記念相模川リバーサイドウォーク in えびな」が開催され、多くの市民が新しい道路の一部を歩きました。
2010年（平成22年）2月27日：海老名ジャンクションと海老名インターチェンジの間が開通し、供用が開始されました。
2013年（平成25年）3月30日：海老名インターチェンジから相模原愛川インターチェンジまでの区間が開通しました。
2015年（平成27年）3月8日：寒川北インターチェンジから海老名インターチェンジまでの区間が開通し、圏央道の一部として機能が拡充されました。

このインターチェンジが開通するまでは、近隣へのアクセスには主に東名高速道路の厚木インターチェンジが利用されていました。

周辺施設

海老名インターチェンジの周辺には、様々な施設や学校、駅などが点在しています。

雪印メグミルク海老名工場
オウルテック本社
海老名運動公園
海老名市立中新田小学校
海老名市立海西中学校
神奈川県立中央農業高等学校
厚木駅（小田急小田原線、JR相模線、相模鉄道厚木線）
海老名市役所
ものみの塔聖書冊子協会 日本支部

接続道路

海老名インターチェンジから直接接続する道路は以下の通りです。

C4 首都圏中央連絡自動車道（さがみ縦貫道路） - インターチェンジ番号31番として指定されています。
神奈川県道43号藤沢厚木線
都市計画道路河原口中新田線

料金所

料金所には合計5つのブースが設けられています。

入口：合計2ブース
ETC専用：1ブース
ETC/一般：1ブース
出口：合計3ブース
ETC専用：2ブース
一般：1ブース

隣接するインターチェンジ・ジャンクション

C4 首都圏中央連絡自動車道（さがみ縦貫道路）における、海老名インターチェンジの隣接施設は以下のようになります。

(27)寒川北IC - (1)海老名南JCT - (4-2)海老名JCT - (31)海老名IC - (32)圏央厚木IC

関連項目

日本のインターチェンジ一覧

外部リンク

* 中日本高速道路株式会社

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