海野ゆかり

海野 ゆかりに関する詳細

海野 ゆかり（うんの ゆかり）は、1973年11月28日に広島県広島市で生まれた競艇選手で、広島支部に所属しています。彼女の登録番号は3618であり、A1ランクとして登録されています。師匠は池上哲二であり、従弟には同じく競艇選手の海野康志郎がいます。

来歴

海野は進徳女子高等学校を卒業後、小学校から高校まではバスケットボールをしていました。しかし、彼女の運命は高校卒業後に変わります。父から競艇の話を聞いた彼女は、競艇に興味を持ち始め、実際に競艇場にも足を運ぶことになります。特に、宮島競艇場で観戦した時に見た鵜飼菜穂子のターンに感動し、競艇選手を目指すことを決心しました。

本栖研修所を経て、1992年11月に宮島競艇場でデビューを果たし、その後すぐに競艇の世界で輝きを放ち始めました。1998年7月、大村競艇場で行われた女子リーグ戦で初めて優勝を飾り、その後もキャリアが加速していきました。特に、2004年3月には多摩川競艇場でのJAL女子王座決定戦競走において、G1競走での初優勝を果たしました。

さらに、2000年からは9年連続で笹川賞に出場を果たし、2009年12月8日には児島競艇場での「イーバンク銀行杯」で通算27回目の優勝を収めました。これにより、彼女の名声は全国へ広がっていきました。特に記念すべきは、2010年1月16日、若松競艇場での「ポカリスエットナイトクイーンカップ」で通算1000勝を達成したことです。これは女子選手としては名誉な業績の1つとされています。

2010年には、一時G1から除外される事態もありましたが、12月の地区選手権で見事に復帰を果たしました。さらには、2016年4月には住之江競艇場での『男女W優勝戦 第34回全国地区選抜戦』においても通算1500勝を達成し、女子選手の中でも特に輝かしい記録を打ち立てています。

人物・エピソード

海野はその美しい容姿から「艇界のタカラジェンヌ」と称され、多くのファンに愛されています。また、彼女が青春時代に好きだった言葉は「明日は明日の風が吹く」であり、これは彼女の競艇人生にも表れています。実家では広島市内にある鉄板焼き居酒屋「あじかつ」を経営しており、オフの時には店を手伝いながら、家族との絆も大切にしています。

結び

海野ゆかりは、その競技における素晴らしい実績と人柄から、多くのファンに支持され続けています。今後も彼女の活躍が楽しみです。

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