淵上泰史

淵上泰史：サッカーから俳優への転身、そして多様な活躍

淵上泰史（ふちかみやすし）は、1984年4月30日生まれの日本の俳優である。和歌山県新宮市出身。

サッカー選手から俳優へ

幼少期からサッカーに打ち込み、ガンバ大阪ユースに所属。同世代には後に著名な選手となる寺田紳一、丹羽大輝、家長昭博らがいた。しかし、トップチームへの昇格は叶わず、流通経済大学に進学する。大学時代を経て、俳優への転身を志す。

俳優としてのキャリア

俳優としての道は決して平坦ではなかった。デビュー前には、写真家のブルース・ウェーバーに見出され、レスリー・キーの写真集『SUPER TOKYO』にも参加するなど、モデル活動も経験。一方で、アルバイトをしながら小劇場で裏方の仕事やチケットのもぎりなどをこなし、数々の芸能事務所のオーディションを受けるも、ことごとく断られる日々が続いた。

転機となったのは2011年。方言指導で参加した映画『軽蔑』への出演がきっかけで俳優デビューを果たし、現在の事務所に所属することとなる。所属後も地道な努力を続け、2014年頃まではマネージャーと共に毎日複数のテレビ局や映画制作会社へ挨拶回りをしていたという。

その後、GoogleのCMで新米教師役を演じ話題を呼び、2014年のテレビドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』での演技が注目を集め、人気俳優としての道を歩み始める。以降、映画『花宵道中』で安達祐実と共演するなど、数々の作品に出演。2015年には舞台『ア・フュー・グッドメン』で初舞台・初主演を務めた。

2017年にはテレビドラマ『恋がヘタでも生きてます』でセクシーな役柄を演じ、再び注目を集める。同年に映画『ダブルミンツ』で映画初主演を果たすなど、着実にキャリアを重ねている。

多彩な役柄と活動

淵上泰史は、これまでに映画、テレビドラマ、舞台、CMと幅広い分野で活躍している。映画では、『軽蔑』、『るろうに剣心 京都大火編』、『ミュージアム』など、数多くの作品に出演。また、『ダブルミンツ』や『アニバーサリー「#地上300mのタダオ」』では主演を務め、その演技力は高い評価を得ている。

テレビドラマでは、『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』、『恋がヘタでも生きてます』、『SUITS/スーツ』、『マイホームヒーロー』など、話題作への出演が続く。近年では大河ドラマ『どうする家康』にも出演するなど、その活躍は多岐に渡る。

舞台では、『ア・フュー・グッドメン』、『人形の家』などに出演。CMでも、Google、サントリーフーズ、日本マクドナルドなど、数多くの企業のCMに出演し、その知名度を高めている。

代表作一覧

映画

軽蔑 (2011)
花宵道中 (2014)
ダブルミンツ (2017) ※主演
アニバーサリー「#地上300mのタダオ」(2016) ※W主演
燃えよ剣 (2021)
ヴィレッジ (2023)
BAD LANDS バッド・ランズ (2023)

テレビドラマ

昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜 (2014)
恋がヘタでも生きてます (2017)
SUITS/スーツ (2018)
マイホームヒーロー (2023)
大河ドラマ どうする家康 (2023)

舞台

ア・フュー・グッドメン (2015) ※主演

CM

Google
サントリーフーズ
日本マクドナルド

淵上泰史は、サッカー選手としての経験を活かしつつ、俳優として着実にキャリアを積み重ね、多様な役柄をこなす実力派俳優として存在感を増している。今後の活躍にも期待がかかる。

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