添田豪

添田豪：日本のテニス界を彩った名選手

添田豪（そえだ ごう）は、1984年9月5日生まれ、神奈川県藤沢市出身の元プロテニス選手です。GODAIテニスカレッジに所属し、身長178cm、右利き、両手打ちのバックハンドを特徴とするプレースタイルで、国内外のテニスファンを魅了しました。ATPランキングでは、シングルスで47位、ダブルスで232位を記録するなど、輝かしい実績を残しました。2012年のロンドンオリンピックでは日本代表として出場を果たしています。

ジュニア時代

4歳からテニスを始め、早くからその才能を発揮しました。全国中学生テニス選手権大会シングルス優勝、高校選抜準優勝、高校総体単複優勝など、数々のタイトルを獲得。ウィンブルドン選手権ジュニアダブルスでベスト8、世界スーパージュニアテニス選手権大会では準優勝を飾るなど、国際舞台でも活躍しました。高校時代には全日本男子18歳以下年間ランキング1位に輝き、トップジュニアとしての地位を確立しました。

プロとしてのキャリア

2003年にプロ転向後、全日本テニス選手権で準優勝、テニス日本リーグMVPなど、着実に実績を積み重ねました。2005年にはデビスカップ日本代表に初選出され、代表デビュー戦を勝利で飾りました。2006年にはアジア競技大会で銅メダル（シングルス）、銀メダル（団体）を獲得し、日本のテニス界に貢献しました。

2007年には全豪オープンでグランドスラムデビュー。同年、チャレンジャー大会で初優勝を果たしました。2008年には全日本テニス選手権で悲願の初優勝を飾り、ATPチャレンジャーツアーでも年間最多タイとなる4大会で優勝するなど、躍進を遂げました。2011年には世界ランキングでトップ100入りを果たし、2012年には自己最高の47位を記録しました。

2012年のデビスカップ・ワールドグループ1回戦では、格上のイワン・ドディグをフルセットで破り、ワールドグループでの日本人選手初勝利という歴史的な1勝を挙げました。同年、ウィンブルドン選手権では4大大会シングルスで初勝利を達成。ロンドンオリンピックにも出場し、日本のテニス界を盛り上げました。

2013年の全豪オープンではグランドスラム初勝利を挙げ、マウイ・チャレンジャーでは2年連続優勝を果たしました。2015年には全豪オープンで2回戦に進出し、ルコック・ソウル・オープンで優勝するなど、ベテランとなっても活躍を続けました。

引退後

2022年の全日本テニス選手権を最後に現役を引退。引退後は、2023年にデビスカップ日本代表監督に就任し、次世代の育成に力を注いでいます。

プレースタイル

両手打ちのバックハンドストロークは、安定感と威力を兼ね備え、添田選手の大きな武器でした。バックハンドラリーでは打ち負けないという自信を持ち、キャリアを通じてその技術を磨き上げました。

添田豪の功績

添田豪選手は、その卓越した技術と不屈の精神で、日本のテニス界に多大な貢献をしました。数々の国際大会で実績を残し、日本のテニスのレベル向上に貢献。また、デビスカップでの歴史的勝利やオリンピック出場など、記憶に残る数々の名場面を演出し、多くのテニスファンに感動を与えました。引退後もデビスカップ日本代表監督として、日本のテニス界の発展に貢献することが期待されています。

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