清原奈侑

清原奈侑（きよはら なゆ）

プロフィール

清原奈侑は、1991年5月1日生まれ、大阪府大阪市出身の女子ソフトボール選手であり指導者です。現在はNECプラットフォームズレッドファルコンズに所属しています。ポジションは捕手で、かつてはソフトボール日本代表としても活躍し、2021年の東京オリンピックでは金メダルを獲得しました。また、その功績が認められ紫綬褒章を受章しています。

経歴

小学1年生の頃、兄の影響で野球を始め、中学校進学後にソフトボールへ転向しました。当初は投手でしたが、京都西山高等学校進学後に本人の希望で捕手となりました。高校2年生の時にはインターハイで優勝を果たし、園田学園女子大学では2年生と3年生の時にインカレを連覇しています。2014年には日立に入団し、ルーキーイヤーから正捕手として活躍しました。2018年にはベストナイン賞（捕手）を受賞、2019年から2021年までは主将を務めました。2021年の東京オリンピックでは日本代表として金メダル獲得に貢献し、同年には紫綬褒章を受章しています。2022年からはコーチ兼任となり、同シーズン終了後に現役を引退しました。

2023年には日立サンディーバのコーチを務めていましたが、チームの主力捕手の相次ぐ負傷によりシーズン後半戦から選手登録され、その後2024年にNECプラットフォームズレッドファルコンズへ移籍しました。

選手としての特徴

清原選手の最大の持ち味は、巧みなインサイドワークと大胆なリードです。優れた洞察力で相手打者の意表を突く配球を得意とし、投手の能力を最大限に引き出す発想力も持ち合わせています。日本代表監督の宇津木麗華氏からもその能力を高く評価され、東京オリンピックのメンバーに選出されました。また、プロ野球の野村克也氏の著書『野村ノート』を愛読しており、同氏の指導を受けた古田敦也氏や矢野燿大氏のリードも参考にしているそうです。打者との駆け引きでは、バッターに聞こえるような声掛け（ささやき戦術）も実践していました。

打撃には自信がないと語っていますが、2018年には打率.373をマークしました。チャンスでの打撃を意識し、チームに貢献するバッティングを心掛けています。

人物・エピソード

在日韓国人4世として生まれ、韓国代表からも誘いがありましたが、生まれ育った日本で日本代表としてプレーしたいという強い思いから、大学3年生の時に日本国籍を取得しました。

東京オリンピックでの金メダル獲得の功績を称え、2021年12月1日には大阪市西成区の西成郵便局前に記念のゴールドポストが設置されました。

また、漫才にも詳しく、お笑い芸人の和牛が好きだと公言しています。

詳細情報

日本リーグ個人表彰

2018年 - ベストナイン賞（捕手）

背番号

25（2014 - 2018）
10（2019 - 2021）
32（2022 - 2023）
23（2024 - ）

外部リンク

清原奈侑 - Olympedia（英語）
清原 奈侑 - 日立サンディーバ
Wow! Collection - JDリーグ

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