清川 (みなべ町)

清川（きよかわ）について

清川は和歌山県日高郡みなべ町の大字で、郵便番号は645-0201です。本項では、この地域の地理的特徴や歴史、交通、施設について詳しく解説します。また、かつて存在した日高郡清川村についても触れます。

地理

清川はみなべ町の東部に位置し、周囲にはいくつかの河川や山があります。西側には東神野川や島之瀬があり、南側は田辺市の上芳養及び秋津川、東側は同市中辺路町水上、北側は龍神村の柳瀬と福井のほか、印南町の川又に接しています。特に北西端には三里ヶ峰がそびえ、地域のシンボルとなっています。

また、清川の大部分には南部川が流れており、地元住民の生活の一部を成しています。交通面では、南部川に沿って国道424号が通っており、その途中で田辺市方面へ向かう和歌山県道199号芳養清川線、さらに田辺市との境界には和歌山県道29号田辺龍神線が接続しています。

歴史

清川の歴史は幕末に遡ります。元々は日高郡大川村という名称でしたが、改称されて清川村となりました。明治時代に入ると、安藤氏の領地が田辺藩の一部となり、その後、和歌山県に組み込まれました。
1889年4月1日、町村制の施行により清川村は独立した自治体として成立しました。しかし、1954年には上南部村と高城村と合併し、南部川村が形成されます。そして2004年に南部川村が南部町と合併し、現在のみなべ町の一部となりました。

交通

清川へのアクセスは、みなべコミバスが利用されています。このバスは山間部の東部および西部ルートを走行し、地域の住民にとって重要な公共交通機関となっています。道路に関しては、国道424号が主要なルートとして位置づけられ、県道もいくつか整備されています。これにより地域内外への移動が便利になっています。

施設

清川には地域の為の様々な施設が整っています。みなべ町役場の清川支所や、町立の清川小学校、清川郵便局、田辺警察署の清川警察官駐在所があります。また、紀州備長炭振興館や清川球場、名の内広場なども地域イベントにおいて利用されています。

これらの施設は住民の生活を支え、地域社会を形成する重要な役割を果たしています。清川はその豊かな自然環境と歴史に深く根付いた地域です。

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