清木場俊介 SONGS 2005-2008

『清木場俊介 SONGS 2005-2008』（きよきばしゅんすけ・ソングス・ニセンゴ・ニセンハチ）は、日本のシンガーソングライター、清木場俊介にとって初めて発表された企画アルバムとして位置づけられる作品です。彼のソロ活動における初期の重要な楽曲やパフォーマンスを収めたこのアルバムは、2009年 3月18日にrhythm zoneレーベルよりリリースされました。

リリース形態

本作は、購入者が選択できるよう二つの異なる形態で販売されました。

CD+DVD盤: 音楽を収録したCDに加え、映像コンテンツを含むDVDがセットになった仕様です。
CDのみ盤: 音楽を収録したCD単体での仕様です。

特筆すべき点として、これら二つの形態では、それぞれ異なるジャケットデザインが採用されています。これは、ファンにとってコレクターズアイテムとしての魅力も加える要素となりました。

収録内容

CD

CDには、清木場俊介が2005年にソロアーティストとしてのキャリアをスタートさせて以降、2008年までの期間に発表されたシングル曲が網羅されています。具体的には、ソロデビューからこの企画アルバム発売までにリリースされた全10曲のシングルタイトルが収録されており、彼のソロ初期を代表する楽曲群を一度に楽しむことができます。

さらに、この作品がリリースされた当時の最新ライブツアーで披露され、会場で好評を博した楽曲もボーナストラック的に追加収録されています。これにより、単なる既発シングル集に留まらず、ライブアーティストとしての彼の側面も垣間見ることができる構成となっています。

DVD

CDに付属するDVDは、清木場俊介のライブパフォーマンスに焦点を当てた内容となっています。ここには、ファンにとって貴重な映像コンテンツが収められています。

初商品化ライブ映像: これまで一度も公式に商品化されることのなかったライブの映像が、このDVDに初めて収録されました。
厳選ライブ映像: 過去にリリースされた映像作品の中から、特に印象的で評価の高いライブパフォーマンスが選りすぐられ、収録されています。

これらの映像を通じて、清木場俊介のライブにおける情熱や表現力を視覚的に体験することが可能であり、音楽作品としてのCDだけでなく、ライブアーティストとしての彼の魅力を伝える重要な役割を担っています。

アルバム制作に関するアーティストのコメント

清木場俊介自身は、この企画アルバムのリリースについて率直な心境を語っています。彼は、当初はこのような過去の活動を振り返る形式のアルバム制作には乗り気ではなかったことを明かしています。その背景には、「まだ過去のことを振り返りたくなかった」という、常に前を向いて新たな音楽を追求したいという強い思いがあったためです。

また、この企画自体が彼が当時所属していたレコード会社から持ち上がったものであることも示唆されており、アーティスト本人の主導というよりは、レーベル側の意向が影響した側面もあったようです。しかし結果として、このアルバムがリリースされたことは、彼のソロ初期における重要な楽曲群を公式にパッケージ化し、ファンがその軌跡を辿る上で貴重な作品となりました。

チャート成績

市場での反応として、『清木場俊介 SONGS 2005-2008』は、オリコン週間アルバムランキングにおいて一定の成果を収めました。2009年 3月30日付のチャート集計で、最高位である14位を記録しています。これは、多くのファンが清木場俊介のソロ初期の楽曲やライブ映像に対する強い支持を示した結果であり、企画盤としての商業的な成功を示すものと言えるでしょう。

本作は、清木場俊介のソロキャリアにおける一つの節目を記録した作品であり、彼の初期の音楽性やライブパフォーマンスを知る上で重要な資料となっています。

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