清水久嗣

清水久嗣：情熱を注ぐスポーツアナウンサー

清水久嗣（しみず ひさし）は、1980年生まれのフリーアナウンサー。ニッポン放送と契約し、スポーツ中継を中心に活躍しています。幼少の頃から競馬に興味を持ち、実況アナウンサーを目指したという清水アナ。その情熱と才能は、数々の実績となって結実しています。

スポーツアナウンサーへの道

千葉県市川市出身の清水アナは、小学生時代から競馬実況の真似事をして遊ぶなど、幼い頃からスポーツアナウンサーへの憧れを抱いていました。放送研究会のある大学を目指し、成蹊大学に進学。大学在学中には、『ニッポン放送ショウアップナイター』でアルバイトを経験し、スコア付けを担当しました。また、ラジオNIKKEIのレースアナウンサー養成講座にも通い、アナウンス技術を磨きました。

就職活動では、スポーツアナウンサーを目指し、アルバイト先だったニッポン放送の採用試験を受験。しかし、残念ながら不採用となり、1年間の就職留年を経て、TOKYO FMに一般職として入社しました。報道・情報センターの記者として、ストレートニュースや都庁、国会、スポーツの現場などを担当しましたが、スポーツ実況への情熱を捨てきれず、ニッポン放送へ移籍。2007年4月からは、ニッポン放送スポーツ部の契約アナウンサーとして、念願のスポーツアナウンサーとしてのキャリアをスタートさせました。

実況アナウンサーとしての実績

ニッポン放送移籍後、『ショウアップナイター』やNRN系列局のナイター中継で、ベンチレポートや裏送り中継を担当。2007年9月には、KBCホークスナイターへの裏送りでプロ野球の実況デビューを果たしました。2012年には、RCCカープナイターへの裏送り中継で、当時広島に在籍していた前田健太投手のノーヒットノーラン達成の瞬間を実況。2022年、2023年には、『ショウアップナイター』の中継で、セ・リーグ優勝の瞬間を2年連続で実況するなど、数々の名場面をその声で伝えてきました。

競馬実況では、2008年のジャパンカップダートでG1レースを初実況。その後も、桜花賞、安田記念、天皇賞（秋）など数々のビッグレースを担当し、2009年からは『日曜競馬ニッポン』の総合司会も務めました。2020年には、現存する全ての平地GI競走の実況を達成。皐月賞や日本ダービー、有馬記念など、同一競走の連続実況も多数担当しています。

2014年のソチオリンピックでは、現地リポーターとして活躍するなど、その活動は多岐に渡ります。

多彩な才能と活動

フリーアナウンサーとして活動する傍ら、千葉ロッテマリーンズ主催試合のテレビ・インターネット中継の実況やリポーターも担当。近年では、ゲーム実況にも挑戦しており、「実況パワフルプロ野球」シリーズでは、実況音声としてその名がクレジットされています。

ラジオでは、ニッポン放送の番組を中心に、スポーツ関連の番組に多数出演。Bリーグ中継や中央競馬全レース中継など、テレビ番組にも出演しています。また、AbemaTV大相撲LIVEやRakuten NBA Specialなど、インターネット動画配信番組にも出演するなど、幅広いメディアで活躍しています。

人柄

清水アナは、小学生時代から阪神タイガースのファンであり、大のゲーム好きとしても知られています。先輩アナウンサーからは、「銀次」という愛称で呼ばれるなど、親しみやすい人柄も魅力です。

長年の夢を実現し、スポーツアナウンサーとして第一線で活躍する清水久嗣。その情熱と才能は、これからも多くの人々に感動と興奮を届けてくれることでしょう。

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