清水健太郎

清水健太郎（しみずけんたろう、1952年10月11日生まれ）は、日本の歌手および俳優であり、その愛称は「シミケン」です。福岡県の小倉市出身であり、身長は175cm。彼はオフィスKSに所属していますが、かつては他の事務所にも勤めていました。

経歴

清水は、福岡教育大学附属小倉小学校および附属中学校を卒業後、福岡県立北九州高等学校から足利工業大学工学部建築学科に進学し、学位を取得しました。学生時代、彼は北九州市にある東映会館前でスカウトされ、上京することになりました。その後、「ぎんざNOW!」という番組に出演し、演奏とコメディを通して注目を集めます。

1976年 11月21日、清水は「失恋レストラン」で歌手デビューを果たし、この曲は瞬く間にヒットします。1977年には彼の歌声がテレビによく響き渡り、「帰らない」「恋人よ」など、多くのヒット曲が続きます。また同年の日本レコード大賞では最優秀新人賞を受賞し、その年の紅白歌合戦にも初出場しています。本格的なアイドル的存在となり、特に流行した「健太郎カット」が話題となりました。

俳優活動

清水は歌手としてだけでなく、俳優としての活動も行い始めました。『太陽にほえろ!』に出演し、他にも『ムー』『ムー一族』などのシリーズで顔を知られるようになりました。また、寺山修司が監督した映画『ボクサー』で主演の座に就くなど、その才覚を次々に証明します。しかし、事務所が歌手活動を重視したため、映画のキャリアは思うようには進まなかったと言われています。

Vシネマへの出演と波乱

1985年にはアメリカ人のモデルと結婚しますが、1991年には離婚。更に表舞台から遠ざかり、オリジナルビデオ作品に出演するようになります。1994年に覚せい剤所持で逮捕され、懲役1年6か月の実刑の後、出所を果たしますが、業界からのオファーが無くなり、飲食店での皿洗いを始めることになりました。しかし、先輩の俳優のおかげで芸能界に復帰を果たし、暴力団の組長役として新たなキャリアを築き上げます。1998年の『首領への道』シリーズは大ヒットしました。

再婚とその後の復帰

2002年には22歳年下の女優と再婚しますが、2004年には再度、覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役2年4か月の判決を受けます。2006年に仮釈放された後、身体を鍛える日々を送り、2007年にはテレビ番組に出演し、自身の名曲を披露しました。2008年には芸能界復帰の意向を表明し、様々なメディアに登場しましたが、やはり薬物の問題が尾を引いていました。

清水健太郎