清水咲子

清水咲子（しみず さきこ）

清水咲子は、1992年に栃木県大田原市で生まれた女子元競泳選手であり、水泳指導者としても活動しています。彼女の専門は個人メドレーで、特にバタフライと平泳ぎを得意としています。初めは中学時代から競泳を始め、全国レベルの選手として成長を遂げました。

経歴

清水は、湯津上村立湯津上中学校で水泳の基礎を学び、その後作新学院高等学校、日本体育大学を卒業しました。大学卒業後は大学院に進学し、更なる研鑽を重ねました。また、彼女は中学1年生から高校3年生まで、みゆきがはらSSで練習することにより、萩野公介や森洋介といったトップ選手と共に高いレベルの競技に身を置いていました。

2015年にミキハウスに入社した清水は、競技者としてのキャリアで目覚ましい成果を上げました。2014年には日本選手権で400m個人メドレーにて初優勝、この年のアジア大会とパンパシフィック選手権にも出場し、国際大会での経験を積みました。

清水のキャリアの中で、特に2016年は印象深い年となりました。コナミオープンでは自らの日本記録を更新し、さらにリオデジャネイロオリンピックでは400m個人メドレーの予選で再び日本記録を樹立。決勝でも8位に入賞し、オリンピックという大舞台での経験を得ました。さらに、同年12月にはとちぎ未来大使に任命され、地域の活性化にも貢献しました。

引退後の活動

清水は、2021年に競技から引退を表明しました。彼女の引退は多くのファンに衝撃を与えましたが、同時に新たな道を歩み始めることとなりました。引退後は、2022年から母校である日本体育大学の水泳部に監督として携わり、次世代の選手育成に尽力しています。さらに、萩野公介と共に大学院での学びも続けています。

主な戦績

清水は多岐に渡る大会で素晴らしい成績を収めています。2010年から始まった彼女の日本選手権での戦績は彼女の成長を物語っています。具体的には、2010年には400m個人メドレーで7位、2014年にはついに優勝を果たしました。また、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは400m個人メドレーで8位に入賞するなど、国際的にも活躍した選手です。更に、ISL国際リーグにおいても、彼女は試合に多く出場し、数々の入賞を果たしました。

自己ベスト

清水の自己ベストタイムは、400m個人メドレーで4分34秒66（日本記録、2016年8月6日）を記録しています。その他にも200m個人メドレーや平泳ぎなど、多くの種目で記録を残しています。

清水咲子の競泳選手としての人生は、目標に向かって努力を続ける姿勢の象徴であり、彼女の引退後も水泳界において重要な存在であり続けるでしょう。

もう一度検索