清水川 (青森県)

清水川（しみずがわ）

青森県東津軽郡平内町を流れる二級河川、清水川は、その水系における本流です。大毛無山(736.5m)と三角岳(753m)の北麓に源を発し、豊かな自然を育みながら陸奥湾へと注ぎます。

地理的特徴

源流部では、「西の沢」が渓谷と不動の滝を形成し、その後「三角沢」へと流れ込みます。「三角沢」は、多くの渓流と合流することで水量を増し、さらに「西の沢」と合流した後は、ほぼ直線的に北上して陸奥湾に到達します。河口付近は、国の特別天然記念物である小湊のハクチョウおよびその渡来地として、広くその名を知られています。

青垣の山

清水川の上流部は、林野庁によって「青垣の山」として水源の森百選に選定されています。これは1995年（平成7年）7月に指定されたもので、豊かな森林が水源涵養に重要な役割を果たしていることを示しています。この地域は、かつて昭和40年代までの大規模な伐採により、大雨のたびに洪水や土砂災害が頻発していました。

復興の歴史

その後、松緑神道大和山がこの土地を所有管理し、公共事業を通じて整備を行った結果、緑豊かな「青垣の山」が復興しました。現在では、平内町にとって重要な集水地域として、その役割を果たしています。

まとめ

清水川は、豊かな自然と歴史を持つ河川です。上流部の森林は水源涵養に重要な役割を果たし、河口付近はハクチョウの渡来地として知られています。過去には大規模伐採による災害に見舞われましたが、現在では復興を遂げ、平内町にとってかけがえのない存在となっています。

所在地: 青森県東津軽郡平内町大字外童子字滝ノ沢

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