松緑神道大和山

松緑神道大和山について

概要

松緑神道大和山（しょうろくしんとうやまとやま）は、青森県東津軽郡平内町に本部を構える神道系の新宗教です。1930年1月5日に創設され、教祖は大和松風（本名：田澤清四郎）です。現在の教主は第三代の大和松園（本名：田澤清喜）です。

この教団の理念は、神の啓示に基づき「共生の世」を築くことを目指しており、信者たちは理想的な共同体を作り上げるため、2000ヘクタールの土地において自給自足の生活を実践しています。ここには神殿などの宗教施設があり、信者が住むための居住施設や全寮制の松風塾高等学校もあります。また、農作物の生産や水力発電なども行われており、信者は青森県や北海道を含む全国各地で生活しています。特にユニークなのは、信者の遺骨が共に納められる独特の埋葬法です。

教え

松緑神道大和山は「自他力本願」を教義とし、神を信じ、厳しい修行と精進を重ねることで心境を高めることが真の救いだと説いています。この教えは、信者にとって精神的な安寧をもたらす重要な柱となっています。

沿革

この教団は1918年に田澤清四郎が外童子山に移住したことから始まります。1919年には大きな星の霊現象を目撃し、それに対する啓示を受けたのを契機に宗教の道に進むことを決意しました。1980年代には霊的なコミューンのような形態が注目を集め、多くの信者がこの共同体に参加しました。1970年代には数多くの人々が教団の生活に触れ、実際に自給自足の生活を体験しました。

行事

松緑神道大和山では年中行事が多数行われています。1月1日の歳旦祈願祭、5月1日の教主誕生祭、旧4月12日の教祖入山記念日、8月の全国青年研修会など、信者たちは定期的に集まり、祈りや学びを共有します。また、月に一度の「世界平和祈願日」も設定されています。

アクセス

青い森鉄道の小湊駅からタクシーで約20分の距離にあります。国道4号線から県道123号線を青森方面へ進むと、およそ12kmで到着します。アクセスも便利で、信者や興味のある人々が訪れることができます。

まとめ

松緑神道大和山は、共生の理念に基づき、信者同士が協力し合う共同体を形成しています。教祖の教えを通じて、精神的な成長を目指す人々にとって、重要な場所となっているのです。

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