清水晶大

清水晶大（しみず あきひろ）氏は、1995年2月18日に大阪府で生を受けた日本のラグビーユニオン選手です。フィールド上では主にスタンドオフ（SO）としてチームを牽引し、現在はトップイーストリーグBグループに所属するクリーンファイターズ山梨の一員としてプレーしています。

体格は身長175センチメートル、体重85キログラム。チームメイトや関係者からは「あき」や「あきひろ」といった愛称で親しまれており、また「キング・カルロス」というユニークなニックネームでも知られています。

彼のラグビーキャリアは、京都成章高等学校で基礎を築くことから始まりました。高校での経験を経て、関西学院大学へ進学。大学ラグビー界でその実力を磨きました。特に、大学最終学年にあたる2016年には、関西学院大学ラグビー部のキャプテンという重責を担い、チームをまとめ上げるリーダーシップを発揮しました。

大学卒業後の2017年、清水選手はトップリーグ（当時）の強豪チームであった神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現：コベルコ神戸スティーラーズ）に加入し、プロ選手としての道を歩み始めました。加入初年度から公式戦の登録メンバー入りを果たし、2017年8月18日に行われたジャパンラグビートップリーグの開幕節、NTTドコモレッドハリケーンズ戦において途中出場という形で、記念すべき公式戦初出場を果たしています。このトップレベルでの経験は、彼の選手としての成長において非常に重要なものとなりました。

神戸製鋼での在籍期間を経て、2020年には新たな挑戦の場として、ジャパンラグビートップチャレンジリーグ（当時）に所属していた豊田自動織機シャトルズ（現：豊田自動織機シャトルズ愛知）へ移籍しました。シャトルズでは、スタンドオフとしてチームの攻撃を司る重要な役割を担い、その巧みなゲームメイクと正確なキックでチームに貢献しました。トップチャレンジリーグという環境でのプレーは、彼にさらなる経験とスキルをもたらしました。

そして2024年、清水選手は現在の所属チームであるクリーンファイターズ山梨への移籍を決断しました。クリーンファイターズ山梨は、関東社会人リーグの一部であるトップイーストリーグBグループで戦っており、より上位のリーグを目指して活動しています。新たなチームにおいても、彼はスタンドオフとして、ゲームの流れを作り、チームを勝利へと導くための中心的な役割を果たすことが期待されています。これまでのトップリーグやトップチャレンジリーグで培った豊富な経験は、クリーンファイターズ山梨にとって大きな財産となるでしょう。

スタンドオフというポジションは、バックスラインの司令塔であり、戦術的な判断力、正確なパス、そして効果的なキックが求められます。清水選手の持つこれらのスキルは、チームのアタックを組み立てる上で不可欠です。また、自らラインブレイクを狙う積極性も持ち合わせています。長年の経験と大学時代のキャプテン経験に裏打ちされたリーダーシップは、特に若い選手にとって頼れる存在となっています。

大阪に生まれ育ち、関西の高校・大学で力をつけ、日本のトップレベルリーグで経験を積み、現在は新たな地で挑戦を続ける清水晶大選手。それぞれのチームで重要な役割を担いながら、ラグビー選手として着実にキャリアを重ねてきました。クリーンファイターズ山梨での今後の活躍、そして彼自身のさらなる飛躍に注目が集まります。彼のラグビー人生の次の章が、チームの成功、そして彼自身のさらなる成長に繋がることを期待せずにはいられません。

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