清水治美

清水 治美（しみず はるよし）

清水治美は1961年9月25日生まれ、埼玉県比企郡川島町出身の元プロ野球選手で、主に投手として中日ドラゴンズで活動しました。

学生時代

彼は川越商業高に在籍し、その時期には2番手の投手としてプレーしていました。高校卒業後は、社会人野球の日本通運に入社し、そこで彼の才能が花開くことになります。特に、彼の持ち味は2種類の落差があるカーブやシンカー、シュートであり、これらのピッチャーとしての武器を駆使して頭角を現しました。また、当時の同級生には後にプロでも活躍する仁村薫がいます。

プロ入り

1983年のプロ野球ドラフト会議において、清水は中日ドラゴンズから6位指名を受けました。しかし、いくつかの理由から彼の入団は1年遅れ、1984年のシーズン終了後に契約を結びました。契約金は3500万円、推定年俸は400万円という条件でした。

中日ドラゴンズは当時、先発ローテーションに計算できる左投手が少なく、清水には即戦力としての期待が寄せられていました。しかし、入団以来彼は故障に悩まされ、1985年のシーズン中に一軍公式戦には一度も登板することができませんでした。翌1986年も同様に一軍への出場が叶わず、この年をもって彼の現役生活は終了しました。

引退後のキャリア

清水は1987年から中日ドラゴンズで打撃投手として新たなキャリアをスタートしました。中日の主力打者であり、「ミスタードラゴンズ」と称される立浪和義は、彼ともう一人の打撃投手平沼定晴を非常に信頼していました。清水は1988年から2009年までの長い間、左の打撃投手として選手たちを支える役割を果たしました。

2021年のオフに中日を去った清水は、2022年11月から名古屋市内で居酒屋の大将として新たなチャレンジを始めています。彼のキャリアは、選手としての成功だけでなく、その後の人生においても印象深いものとなっています。

投手成績

清水は一軍公式戦には出場しなかったため、セーブや勝ち星こそありませんが、彼の持ち球や独自のピッチングスタイルは多くの人々に記憶されています。

背番号

彼の背番号はプロ入りからのものも含め、複数ありますが、代表的なものには16（1985年 - 1986年）、86（1987年 - 1989年）、95（1990年 - 1991年）、104（1992年 - 1995年）、および115（1996年 - 2022年）があります。

清水治美の長いキャリアは、プロ野球の世界でも独自の存在感を示すものであり、彼の経験は現在の飲食業にも活かされています。

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