清水直志

清水直志（しみず なおし）

日本の元ラグビーユニオン選手である清水直志氏は、1987年7月24日に東京都で生を受けました。現役時代は主にフォワード第三列、具体的にはナンバーエイト（No.8）やフランカー（FL）といったポジションで活躍。その体格は身長182cm、体重97kgを測り、力強いプレーでチームに貢献しました。愛称は「ナオシ」。

競技との出会いとアマチュア時代

ラグビーとの出会いは早く、小学校3年生の頃にこの競技に親しみ始めます。その後、東京都の國學院久我山中学校・高等学校へと進学。高校在学中にはその才能が認められ、将来を嘱望される高校日本代表に選出される経験も持ちます。高校卒業後の2006年、ラグビーの強豪として知られる早稲田大学へ進学。早稲田大学ラグビー蹴球部の一員として、大学選手権などの舞台で経験を積みました。この大学時代には、大島佐利氏、櫻井朋広氏、田邊秀樹氏、早田健二氏といった後のラグビー界で活躍する多くの選手たちとグラウンドで汗を流し、切磋琢磨しました。

社会人キャリア

2010年に早稲田大学を卒業後、清水氏は当時のキヤノンイーグルス（現在の横浜キヤノンイーグルス）へと加入しました。加入初年度からチームの一員として期待され、同年9月11日に行われたトップイーストリーグの開幕戦、横河武蔵野アトラスターズとの試合では先発メンバーとしてピッチに立ち、記念すべき公式戦初出場を果たしています。

キヤノンイーグルスで経験を積んだ後、2017年にはチームを離れる決断をします。そして同年7月1日、新たな所属先としてヤクルトへの移籍が発表されました。ヤクルトでも引き続きラグビー選手としてのキャリアを継続し、チームの勝利に貢献すべくプレーを続けました。

現役引退

長年にわたりラグビー選手として献身的にプレーしてきた清水直志氏ですが、2022年をもって現役を退くことを表明しました。小学校でラグビーと出会って以来、高校、大学、そして社会人チームと、約20年以上にわたる現役生活に終止符を打ちました。現役引退後は、これまで培ってきた経験や知識をどのように活かしていくのか、その動向が注目されます。

ポジションについて

清水氏が主に務めたナンバーエイト（No.8）とフランカー（FL）は、共にフォワードの第三列を形成するポジションです。スクラムの最後尾でボールをコントロールするNo.8は、アタック時には最初のボールキャリアーとなることが多く、ディフェンス時には相手の攻撃を阻止する重要な役割を担います。一方、フランカーはスクラムの両脇につき、機動力と激しいタックルでブレイクダウン（ボール争奪局面）の中心となり、攻守にわたってグラウンドを広くカバーする運動量が求められるポジションです。これらのポジションでプレーしたことから、清水氏が力強さと機動力を兼ね備えた選手であったことが伺えます。

関連事項

高校ラグビー日本代表
東京都出身の人物一覧
國學院大學久我山中学校・高等学校
早稲田大学ラグビー蹴球部
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