清泉大学短期大学部

清泉大学短期大学部について

清泉大学短期大学部は、長野県長野市にある私立の短期大学で、1946年に設立された長野清泉寮学院を起源としています。1981年に短期大学としての設置が認可され、以来、教育に力を入れてきました。カトリックの聖心侍女修道会が設立したこの学校は、全人教育を重視し、学生に高い知識と幅広い教養を身につけさせることを目指しています。

概要

清泉大学短期大学部は、設立当初は2つの学科体制でしたが、1992年には国際文化科が加わり、3学科に増設されました。その後、2003年には再び2学科体制に戻り、現在は「こども学科」と「国際コミュニケーション科」の2つの学科があります。教育理念は「こころを高くあげよう」というラテン語の「Sursum corda」に象徴されており、学生たちには価値ある人材として成長することが期待されています。

教育の理念と特色

この短期大学は、キリスト教精神に基づいた教育を行い、学生が社会で必要なスキルと知識を身につけられるよう支援しています。具体的には、幼児教育に関する専門的な知識や、国際的なコミュニケーション能力を育成することを目指しています。また、各学科では保育士や幼稚園教諭二種免許状などの資格を取得するためのカリキュラムも整っています。これにより、卒業生は教育分野で活躍することができる基盤を持つことになります。

沿革

1946年の設立以来、清泉大学短期大学部は質の高い教育を提供し続けてきました。設立当初は、修道女が教育の担い手となり、堅実な教育の方針のもと、多くの学生を育成してきました。1981年に短期大学としての認可を受けると、順次学科を増設し、教育環境を充実させてきました。近年では、韓国やアメリカ、台湾の大学との学術交流協定を結ぶなど、国際的な展開にも力を入れています。

学生活動と地域貢献

清泉大学短期大学部では、体育系・文化系を含む約25のクラブやサークルがあり、学生は自分の興味や関心に応じた活動を通じて充実した学生生活を送ることができます。毎年開催される学園祭「清泉祭」では、地域との交流を図りながら、学生たちが自ら企画運営を行います。また、学校は地域の生涯学習に貢献するための公開講座も開いており、地域社会と連携した取り組みを行っています。

卒業後の進路

清泉大学短期大学部の卒業生は、教育機関や福祉施設などで活躍しています。また、多くの卒業生が編入学や進学をしており、名だたる大学への進学実績もあります。これにより、学生たちは自己のキャリアを築くための多様な選択肢を持つことができます。

まとめ

清泉大学短期大学部は、1950年代から続く長い歴史を持つ教育機関であり、キリスト教の教えを基盤にした全人教育を提供していることで知られています。豊かな教育環境と多様な学びの機会を通じて、学生たちの成長をサポートし、地域社会にも貢献しようとするその姿勢が、多くの人々に支持されています。

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