清泰

清泰（せいたい）は、五代時代の後唐、具体的には李従珂（り じゅうか）皇帝の治世において使用された元号です。その期間は934年から936年までの3年間と短いものでした。

改元の経緯

934年4月、李従珂は元号を応順から清泰に改めました。この改元は、李従珂による権力掌握と、新たな統治の始まりを示すものであったと考えられます。

清泰時代の終焉

936年閏11月、後唐は滅亡し、後晋（こうしん）が成立しました。後晋の初代皇帝である高祖（こうそ）石敬瑭（せき けいとう）は、即位すると同時に元号を天福（てんぷく）と改元しました。これにより、清泰の元号はわずか3年で終わりを告げました。

出典

清泰への改元については、『旧五代史』の巻45「唐書21 閔帝本紀」に記録があります。そこには、「宣製改応順元年為清泰元年」とあり、応順元年から清泰元年に改められたことが記されています。

清泰の年号対照表


清泰は短い期間の元号でしたが、五代という激動の時代を象徴する年号の一つとして、歴史に名を残しています。

もう一度検索