渋谷区立原宿外苑中学校

渋谷区立原宿外苑中学校

渋谷区立原宿外苑中学校（しぶやくりつ はらじゅくがいえんちゅうがっこう）は、東京都渋谷区神宮前に位置する公立の中学校です。この学校は1997年に、外苑中学校と原宿中学校が統合されることで設立されました。校内は、周囲に多くの木々が存在する落ち着いた環境にあり、明治神宮の森や校門前のイチョウ並木がその一部です。また、校舎からは渋谷や新宿の高層ビルを見渡すことができ、特に夜景は美しく、訪れる人々を魅了しています。

校風と学びの環境

原宿外苑中学校は、比較的自由な校風が特徴であり、生徒たちが積極的に勉学に励んでいます。そのため、期末試験や中間試験の前には、近くの渋谷区立中央図書館が混雑することがあります。また、制服は区内唯一の学ランとセーラー服が用意され、校章は原宿表参道のケヤキと神宮外苑のイチョウをモチーフにしています。

生徒数は比較的多く、毎年多くの生徒がこの学校を希望します。特に、恵比寿や代官山、広尾などの地域からも多くの生徒が通っています。このため、原宿外苑中学校は定員を超えた場合には抽選が行われます。

教育と施設

2023年には、全教科にわたるICT教育が導入され、先進的な教育環境を整えるための取り組みが進行中です。校内には、桜や梅の木も植えられており、自然との共生を考えた学びの場が提供されています。

今後の展望

近年、渋谷区では学校の建て替え計画が進められており、原宿外苑中学校の新校舎も2028年度から2030年度にかけて建設される予定です。この新しい校舎は、小中一貫校として機能する予定であり、教育の質を高めることが期待されています。

歴史

この学校の歴史は1947年にさかのぼります。当時、旧近衛歩兵第4連隊の跡地に新制中学校が設立され、1948年に渋谷区立外苑中学校と改名されました。その後、1962年に原宿中学校として独立し、1997年に現在の原宿外苑中学校が創立されました。また、旧原宿中学校は1997年に統合され、廃校となりました。跡地は福祉施設「ケアコミュニティ原宿の丘」として活用されています。

交通アクセス

アクセスも非常に便利で、JR山手線の原宿駅から徒歩5分、東京メトロの各路線にも近く、通学する生徒にとって良好な立地条件です。

出身者

当校の出身者には、プロ野球選手の江柄子裕樹や、日本画家の加藤志穂子、女優の杉本文乃など、様々な分野で活躍する人々がいます。これらの出身者は、学校の教育の質や校風を象徴する存在でもあります。

このように、渋谷区立原宿外苑中学校は、豊かな自然と都市の利便性を兼ね備えた、魅力的な教育環境を提供しています。

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